コロナカレンダーLONDON 2020年3月〜4月
①背景無色=社会の主な出来事、背景薄茶色=舞台芸術界の動き。
②■=メディアによる記事などの二次資料。■が無いものは公式発表等の一次資料
③各事項をクリックすると、リソースの記事や公式発表に移動します。
④英政府による新型コロナウイルス感染拡大防止政策などは基本的にイングランドを対象としています。北アイルランド、スコットランド、ウェールズの各自治政府はそれぞれ独自の政策を打ち出していますが、ここでは市民に特に大きな影響を及ぼすと思われるもののみを取り上げ、どの地域かを明記しています。
⑤劇場関連のニュースは主にロンドンに位置している劇場を取り上げています。
⑥リンク先は誰もが閲覧できるサイトを中心に選んでいますが、なかには登録や購読が必要なサイトもあります。その場合にはその旨を明記しています。
⑦主な出来事および舞台芸術界の動きは目立ったケースを任意に取り上げており、すべてを網羅するものではありません。
⑧当サイトは、時系列で事実関係のリソースを明示し、アーカイブ化することを目的としています。その性質上、必然的にインターネット上の記事の紹介が多くなりますが、当サイトで紹介する記事に関し著作権が発生する場合、権利は各記事の著作者等に帰属します。当サイト運営にあたり、著作権・肖像権等の扱いについては、適宜専門家等の指導を仰ぎつつ行うことで、健全な運営を心がけています。
2020年
3月1日
スコットランドで初の感染者。患者はイタリア北部から帰国
スコットランド自治政府の発表
2020年
3月11日
■英政府が新型コロナウイルス対策を含む予算案を発表(閲覧要登録/購読)
演劇業界に影響のあるものとしては、レジャーおよびホスピタリティ産業における課税見積額5万1000ポンド未満の企業の事業税が1年間免除される、事業税の減免措置を受けている小規模企業に対して3000ポンドの補助金が支給される、従業員が250人未満の企業で従業員が新型コロナウイルスのために欠勤する場合は最長で14日間、雇用者側が支払う法定疾病給付金を還付する、など
英政府による予算案の詳細
■Society of London Theatre(SOLT)とUK Theatreがメンバーである劇場に対し、新型コロナウイルス対策のガイダンスを送付(閲覧要登録/購読)
英国内の大多数の劇場がSOLTとUK Theatreのメンバー。ガイダンスの内容は、出演者はステージ・ドアでの身体的接触を避ける、サインする時は手持ちのペンを使用する、ゲストの楽屋への出入りを禁止する、など
2020年
3月15日
芸術関連団体への助成金を配分するArts Council England(ACE)が関係者に向けて声明を発表
声明の内容は、助成プログラムの一部を見直す、助成を受けている組織やプロジェクトが少なくとも3カ月間は要件を満たさなくとも助成金を受け取り続けることができるようにする、など
■オールド・ヴィック劇場が上演中の『エンドゲーム』について、残りの全公演の中止を発表
ターバイン劇場が3月16日から4月18日までのすべての公演を中止
ロンドン東部の小劇場、アーコーラ劇場が同劇場で上演されるすべての公演を当面の間、延期することに
スコットランド自治政府が、収容人数が500人を超える屋内および屋外イベントの中止または延期を勧告(閲覧要登録/購読)
スコットランド自治政府による勧告およびガイダンス
2020年
3月16日
■ロイヤル・コート劇場がすべての公演とリハーサルを中止(閲覧要登録/購読)
■ボリス・ジョンソン英首相が「不要不急」の移動を控え、パブやクラブ、劇場などを避けるように勧告
ウエストエンドを含む英各地の劇場が3月16日の夜公演から閉鎖
Society of London Theatre(SOLT)とUK Theatreが発表したもので、ウエストエンドの商業劇場、ナショナル・シアターやロイヤル・オペラ・ハウス、サブシダイズドの中小劇場、地方劇場の大多数がメンバーとなっている
2020年
3月17日
4月5日に開催予定だった英国の演劇賞、ローレンス・オリヴィエ賞の授賞式が中止に
リシ・スナク財務相が追加の企業支援措置を発表(閲覧要登録/購読)
演劇業界に関連のあるものとしては、1年間の事業税免除がすべての規模の劇場に適用拡大される、課税見積額5万1000ポンド未満の企業に2万5000ポンドが現金支給される、など
2020年
3月18日
■BBCが芸術関連の映像をTVやラジオで放送するスキーム、「Culture in Quarantine」を計画していることを明らかに
演劇関連では、マイク・バートレット作『アルビオン』や、エマ・ライスの『ワイズ・チルドレン』などの録画映像に加え、新たに制作を委託した芝居も放送予定
2020年
3月19日
■リリック劇場で上演されていたミュージカル『スリラー・ライブ』が予定を繰り上げて閉幕
ウエストエンドで11年にわたり上演されてきた『スリラー・ライブ』は4月28日に閉幕する予定だったが、3月16日からの劇場閉鎖を受けて15日で公演を終えることになった
2020年
3月20日
■リシ・スナク財務相が一時帰休制度(コロナウイルス雇用維持スキーム)を発表
コロナ禍で働くことのできない従業員の給与の8割(月2500ポンドが上限)を英政府が補助する
リシ・スナク財務相によるスピーチ
■英政府が劇場や映画館、カフェ、レストラン、ジムなどの営業停止を命じる
カフェやパブ、レストランは20日夜からテイクアウェイを除く営業を停止。劇場や映画館、ジムなどは「合理的に可能な限り早急に」閉鎖しなければならない
Society of London Theatre(SOLT)がウエストエンドの劇場で上演されている全公演を4月26日まで中止すると発表
2020年
3月23日
ボリス・ジョンソン首相が英全土におけるロックダウン(都市封鎖)を宣言
生活必需品を扱う店以外はすべて営業停止、公の場における3人以上の集会の禁止、一日一回のエクササイズのための外出は可能、など
ボリス・ジョンソン首相のステートメント
2020年
3月26日
■チャールズ皇太子が新型コロナウイルスの検査で陽性反応。症状は軽く、「健康状態は良好」と
リシ・スナク財務相が個人事業主に対する支援スキームを発表
個人事業主に対し、過去3年にわたる月間利益の平均の8割(月2500ポンドが上限)を政府が支給する。少なくとも3カ月間行い、必要があれば延長すると
リシ・スナク財務相のステートメント
2020年
3月31日
■ウェールズ自治政府が5億ポンドの経済回復基金を設立(閲覧要登録/購読)
英政府が既に発表している支援スキームを補足するもので、劇場や芸術組織を含むあらゆる規模の企業やチャリティー団体が対象となる
2020年
4月5日
エリザベス女王がコロナ禍で苦しむ英国と英連邦の人々に対して行ったスピーチがTVやラジオ、SNSで放送される
エリザベス女王のスピーチ
2020年
4月12日