主な出来事と舞台芸術界LONDON2020年10月~11月

コロナカレンダーLONDON 2020年10月〜11月

①背景無色=社会の主な出来事、背景薄茶色=舞台芸術界の動き。
②■=メディアによる記事などの二次資料。■が無いものは公式発表等の一次資料
③各事項をクリックすると、リソースの記事や公式発表に移動します。
④英政府による新型コロナウイルス感染拡大防止政策などは基本的にイングランドを対象としています。北アイルランド、スコットランド、ウェールズの各自治政府はそれぞれ独自の政策を打ち出していますが、ここでは市民に特に大きな影響を及ぼすと思われるもののみを取り上げ、どの地域かを明記しています。
⑤劇場関連のニュースは主にロンドンに位置している劇場を取り上げています。
⑥リンク先は誰もが閲覧できるサイトを中心に選んでいますが、なかには登録や購読が必要なサイトもあります。その場合にはその旨を明記しています。
⑦主な出来事および舞台芸術界の動きは目立ったケースを任意に取り上げており、すべてを網羅するものではありません。
⑧当サイトは、時系列で事実関係のリソースを明示し、アーカイブ化することを目的としています。その性質上、必然的にインターネット上の記事の紹介が多くなりますが、当サイトで紹介する記事に関し著作権が発生する場合、権利は各記事の著作者等に帰属します。当サイト運営にあたり、著作権・肖像権等の扱いについては、適宜専門家等の指導を仰ぎつつ行うことで、健全な運営を心がけています。

2020年
10月12日

■英政府による文化復興基金(Culture Recovery Fund)の一環として行われる文化芸術組織に対する助成金分配の第1ラウンドのうち、申請金額が100万ポンド未満の組織に対する支給の詳細が発表(閲覧要登録/購読)
合計2億5700ポンドがブリストル・オールド・ヴィック劇場(Bristol Old Vic)やフィンバラ劇場(Finborough Theatre)、ヤング・ヴィック劇場(Young Vic)といった劇場を含む1385の文化組織に分配される

英政府がイングランドに新型コロナウイルス感染の警戒レベル(ティア)を3段階に分ける新システムを導入。実施は10月14日から

英政府によるプレス・リリース

イングランド北西部リヴァプール・シティ・リージョンが10月14日から新型コロナウイルス感染の警戒レベルで最高レベルの「非常に高い(very high)」となり、パブやバー、ジムが閉鎖されることに 食事を提供するレストランは営業可
英政府によるプレス・リリース

2020年
10月14日

北アイルランドで10月16日から4週間、パブやレストランの営業が持ち帰り(テイクアウェイ)のみとなるなど規制が厳格化される短期的なロックダウン(都市封鎖)、サーキット・ブレーカーが行われることに

学校は10月19日から2週間、閉鎖される

2020年
10月15日

■リリック・ハマースミス劇場(Lyric Hammersmith Theatre)が2021年1月22日からギャリー・オーウェン(Gary Owen)作『スプロットのイピゲネイア(Iphigenia in Splott)』再演で劇場再開
2021年2月13日まで。ギリシャ神話に着想を得た作品で、酒や麻薬に溺れる若い女性エフィの日々を描く一人芝居。同劇場の芸術監督、レイチェル・オリオーダンが演出を務める。その後、同年2月25日~3月20日には、英国の選挙で初めて投票を行ったアフリカ系黒人となったチャールズ・イグナティウス・サンチョに焦点を当てたパターソン・ジョセフ(Paterson Joseph)作『サンチョ:アン・アクト・オブ・レメンブランス(Sancho: An Act of Remembrance)』が上演
▶︎LONDON劇場稼働状況

2020年
10月17日

■英政府による文化復興基金(Cultural Recovery Fund)の一環としてイングランド内の588の文化組織に支給される助成金額の詳細が発表(閲覧要登録/購読)
助成金額は1組織につき5万ポンド~100万ポンドで、計588の文化組織に総額7600万ポンド以上が分配される。うち107が演劇関連、125がダンスまたは複合芸術の組織

2020年
10月24日

■英政府による文化復興基金の一環として行われる文化芸術組織に対する助成金分配の第1ラウンドのうち、申請金額が100万~300万ポンドの組織に対する支給の詳細が発表(閲覧要登録/購読)

28の組織に計7500万ポンドが分配される。演劇関連組織では、オールド・ヴィック劇場(Old Vic)やイングランド北西部マンチェスターのロイヤル・エクスチェンジ劇場(Royal Exchange Theatre)、グローブ座(Shakespeare’s Globe)など

2020年
10月26日

■2020年夏にナショナル・シアター(National Theatre)で上演予定だった『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』が、スカイ・アーツ(Sky Arts)とアメリカのPBSでの放送用に映像版として制作されると
ジェシー・バックリー(Jessie Buckley)とジョシュ・オコナー(Josh O'Connor)出演で、演出はサイモン・ゴドウィン(Simon Godwin)。エミリー・バーンズ(Emily Burns)が脚色を担当する。現在は使われていない中劇場リトルトン(Lyttelton)で撮影が行われ、2021年春に放送予定
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2020年
10月27日

■エマ・ライス(Emma Rice)率いるシアター・カンパニー、ワイズ・チルドレン(Wise Children)が画家シャガールとその妻の関係を描いた『ヴィテブスクの空飛ぶ恋人たち(The Flying Lovers of Vitebsk)』を生配信すると
シアター・カンパニーのニーハイ(Kneehigh)に所属していたライスが2016年に手掛けた作品の再演で、ダニエル・ジェイミーソン(Daniel Jamieson)作。今回のプロダクションはワイズ・チルドレンとニーハイ、そして配信が行われるブリストル・オールド・ヴィック劇場(Bristol Old Vic)による共同制作
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2020年
11月9日

■ ロイヤル・オペラ・ハウス(Royal Opera House)が2度目のロックダウンの期間中にオペラとバレエの無観客生配信を行うと発表
ロイヤル・オペラによるゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel)作曲の『アリオダンテ(Ariodante)』や、クリストファー・ウィールドン(Christopher Wheeldon)振付『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー(Within the Golden Hour)』に加え様々な作品の抜粋を踊るロイヤル・バレエの『ザ・ロイヤル・バレエ:ライヴ-ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー(The Royal Ballet: Live – Within the Golden Hour)』など
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2020年
11月12日

■ ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(Royal Shakespeare Company。RSC)が12月5日からソーシャル・ディスタンシングのルールに則ったパフォーマンスと配信を組み合わせたシーズンで劇場を再開。観客を入れる公演は3月以来初めてとなる
12月12日にはトロイア戦争などのギリシャ神話をテーマにした『トロイ・ストーリー(Troy Story)』が生配信される。上演時間は合計5時間で、オンデマンド配信も予定。12月19日と20日には約200人の観客を入れ、詩の朗読やRSCが上演した過去のプロダクションの抜粋などを紹介するショー、『フェスティヴ・テイルズ(Festive Tales)』が上演される(生配信もあり)
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2020年
11月23日

■ オールド・ヴィック劇場(Old Vic)が、無観客公演を有料で生配信した複数のプロダクションの録画映像を有料配信することに
配信されるのは、アンドリュー・スコット(Andrew Scott)出演『3人の王様(Three Kings)』、マイケル・シーン(Michael Sheen)、インディラ・ヴァルマ(Indira Varma)、デーヴィッド・スレルフォール(David Threlfall)出演『フェイス・ヒーラー(Faith Healer)』、クレア・フォイ(Claire Foy)、マット・スミス(Matt Smith)出演『ラングス(Lungs)』

■12月2日以降に再導入される警戒システムでティア1または2となった地域の劇場はソーシャル・ディスタンシングなどのルールを順守したうえで再開が可能に。最も厳しいティア3に分類された地域の劇場は観客を入れた公演を行うことはできない(無観客公演の生配信は可能)
▶︎LONDON劇場稼働状況

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