主な出来事と舞台芸術界2020年7月〜

コロナカレンダーLONDON 2020年7月〜

①背景無色=社会の主な出来事、背景薄茶色=舞台芸術界の動き。
②■=メディアによる記事などの二次資料。■が無いものは公式発表等の一次資料
③各事項をクリックすると、リソースの記事や公式発表に移動します。
④英政府による新型コロナウイルス感染拡大防止政策などは基本的にイングランドを対象としています。北アイルランド、スコットランド、ウェールズの各自治政府はそれぞれ独自の政策を打ち出していますが、ここでは市民に特に大きな影響を及ぼすと思われるもののみを取り上げ、どの地域かを明記しています。
⑤劇場関連のニュースは主にロンドンに位置している劇場を取り上げています。
⑥リンク先は誰もが閲覧できるサイトを中心に選んでいますが、なかには登録や購読が必要なサイトもあります。その場合にはその旨を明記しています。
⑦主な出来事および舞台芸術界の動きは目立ったケースを任意に取り上げており、すべてを網羅するものではありません。
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2020年
7月3日

アルメイダ劇場が7月16日~18日にデジタル・フェスティバル「シフティング・タイズ(Shifting Tides)」を開催
オーディオ・ドラマや映画のスクリーニング、パネル・ディスカッションなどが行われる予定で、14~25歳の若者たちを対象としているが誰でも参加可能

スコットランド自治政府がパフォーミング・アーツ・べニュー支援のために1000万ポンドの救済基金を設立
スコットランド自治政府による1億8500万ポンドのビジネス支援基金の一環。クリエイティブ・スコットランド(Creative Scotland)により運営され、定期的に助成金が支給されている組織(RFO)とそれ以外の組織の双方が利用できる
スコットランド自治政府によるニュース

■ナショナル・シアター(NT)がカジュアル・スタッフ(非正規雇用者)400人に対して、9月以降は給与を支払うことができないと伝える
NTは同劇場のカジュアル・スタッフ400人に対して、8月末までは給与を支払うが、一時帰休制度における雇用者側の負担が増える9月以降は支払うことができないとEメールで連絡したと

2020年
7月5日

舞台演出家で映画監督のサム・メンデスとソサエティ・オブ・ロンドン・シアター(Society of London Theatre。SOLT)、UKシアター(UK Theatre)が演劇関係者を対象とした緊急支援基金「シアター・アーティスツ基金(Theatre Artists Fund)」を設立

動画配信サービス会社ネットフリックス(Netflix)からの50万ポンドの寄付により実現したもので、政府による支援を受けられず、かつ働くことも不可能な演劇業界のフリーランスなどを対象としている

コロナ禍で苦境にある文化芸術分野に対して、英政府が15億7000万ポンドの救済策を発表

美術館や博物館、劇場や音楽ベニューなどが対象。演劇関連では、イングランドの文化組織のために11億5000万ポンドを支援。うち2億7000万ポンドが融資で、8億8000万ポンドが補助金。また、スコットランドに9700万ポンド、ウェールズに5900万ポンド、北アイルランドに3300万ポンドを提供する
英政府のプレス・リリース

2020年
7月7日

アーツ・カウンシル・イングランド(ACE)が3300万ポンドの緊急支援の対象となる196の劇場やカンパニーを発表
ACEが既に発表している1億6000万ポンドの緊急支援策の一部で、ACEから助成金を受けている組織NPOsが対象。具体的な支給金額はサドラーズ・ウェルズ劇場に150万ポンド、イングリッシュ・ナショナル・バレエに130万ポンドなど

■ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)やナショナル・シアター(NT)を含む英各地の500以上もの劇場が業界の危機的状況を示す赤色の照明でライトアップ

2020年
7月8日

ホスピタリティとツーリズム産業を対象とした付加価値税(VAT。日本の消費税に当たる)の引き下げには、劇場やコンサート・ホールなども含まれると
7月15日から2021年1月12日までの期間限定で、VATが20%から5%へ引き下げられる
歳入関税庁(HMRC)によるガイダンス

2020年
7月9日

■イングランドで7月11日から演劇や音楽の野外パフォーマンスを再開することが可能に

オリヴァー・ダウデン(Oliver Dowden)文化相によると、野外で行い、観客数を制限してソーシャル・ディスタンシングのルールを順守することが条件。また、屋内パフォーマンス再開の時期を判断するためにパイロット・パフォーマンスを行うと 英政府のプレス・リリース ▶︎LONDON劇場稼働状況 ■英政府が演劇制作における新型コロナウイルス対策のガイダンスを発表(閲覧要登録/購読) キャスティングやリハーサル、実際の公演など、全プロセスを幅広く網羅したアドバイスがまとめられている

2020年
7月14日

■イングランドで7月24日から店舗内におけるマスク着用が義務化
違反者には最大100ポンドの罰金が科される。11歳未満の子供、または特定の障害を持ちマスク着用ができない人は対象外となる

マット・ハンコック保健相のステートメント

ドンマー・ウェアハウスが8月3日~22日にサウンド・インスタレーション『白の闇(Blindness)』を上演
感染症拡大による混乱を描いたジョゼ・サラマーゴ(José Saramago)の同名小説をサイモン・スティーヴンス(Simon Stephens)が脚色。ジュリエット・スティーヴンソン(Juliet Stevenson)が声の出演。観客はソーシャル・ディスタンシングのルールに則って配置された客席でヘッドフォンを装着して鑑賞する
▶︎LONDON劇場稼働状況

2020年
7月15日

リージェンツ・パーク野外劇場が8月14日からミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』の特別コンサート版で再開

■ミュージカル『シックス(Six)』のドライブ・イン形式のツアー公演がすべて中止に
主催者であるライブ・ネイション・エンターテインメント(Live Nation Entertainment)によると、12都市を回る予定だったが、うち数カ所が新型コロナウイルスの感染拡大地域に指定されたため
▶︎LONDON劇場稼働状況

2020年
7月22日

■イングランド南東部ニューベリーにあるウォーターミル劇場が7月29日から8月8日まで『バスカヴィル家の犬(The Hound of the Baskervilles)』の野外公演を同劇場の庭で行うと
アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズ・シリーズの『バスカヴィル家の犬』をコメディ風に仕立てたプロダクション
▶︎LONDON劇場稼働状況

2020年
7月23日

■プレイハウス劇場で10月6日から行われる予定だったデーヴィッド・テナント出演『グッド(Good)』が2021年春まで延期

■アンドリュー・ロイド・ウェバーの会社が所有するロンドン・パラディアム劇場で7月23日に新型コロナウイルス対策を講じたパイロット公演が実施

ミュージカル界で活躍するビヴァリー・ナイトのパフォーマンスが行われた同公演では、収容人数の30%の観客を入れて最前列は撤去。観客による携帯電話を使った国民健康サービス(NHS)の検査・追跡フォーム記入や非接触のセキュリティ・チェック、赤外線カメラによる検温などが行われた
▶︎LONDON劇場稼働状況

ナショナル・シアター(NT)による過去プロダクションの無料配信、「ナショナル・シアター・アット・ホーム(National Theatre at Home)が終了、総再生回数は1500万回に
16週間にわたって計16プロダクションが配信され、世界173カ国からアクセスがあった

2020年
7月29日

■英政府が文化芸術産業に対して15億7000万ポンドの緊急支援を行う文化復興基金のうち、8億8000万ポンドの使途が発表(閲覧要登録/購読)

芸術組織は最大で300万ポンドの補助金を申請できる。第1ラウンドとして6億2200万ポンドが分配。アーツ・カウンシル・イングランド(ACE)が5億ポンドを劇場や音楽、コメディ関連ベニューと博物館に振り分ける。また、英国映画協会(British Film Institute。BFI)が3000万ポンドを独立系映画館に、国営宝くじ文化遺産基金(National Lottery Heritage Fund)とヒストリック・イングランド(Historic England)が9200万ポンドを遺産物件にそれぞれ分配する。2億5800万ポンドは第2ラウンドで使われる予定。また、基金の運営支援のために独立委員会である文化復興委員会(Culture Recovery Board)が新設される

■劇場再開を目指す業界向けに既存の25の調査結果をまとめた提言書が発表(閲覧要登録/購読)
ソサエティ・オブ・ロンドン・シアター(Society of London Theatre。SOLT)とUKシアター(UK Theatre)によるもので、劇場再開後に「客足を元通りにする最も大きな脅威の一つは、劇場へ行くまでの道のりに対する観客の懸念」であると

■イングランド西部ブリストルにあるブリストル・オールド・ヴィック劇場が、60人いる常勤スタッフのうち3分の1に当たる20人以上が人員削減の危機と

2020年
7月30日

■アンバサダー・シアター・グループ(Ambassador Theatre Group。ATG)が9月にカジュアル・スタッフ1200人以上をレイオフ(一時解雇)すると
ATGは英国始め、世界各国で劇場の所有・運営を行う会社。9月になり、一時帰休制度における雇用者側の負担が増えるタイミングに合わせてレイオフを実施するとした

2020年
7月31日

■イングランド北部の一部地域において、異なる世帯間の自宅や自宅の庭における交流が禁止
対象はグレーター・マンチェスター、ランカシャー東部、ウエスト・ヨークシャーの一部
保健省のプレス・リリース

■英政府がイングランドにおける規制緩和の延期を発表

カジノやボーリング場、スケート場などは8月1日に再開が可能になる予定だったが、最短でも同15日まで延期されることに

ボリス・ジョンソン英首相のステートメント

8月1日に予定されていた、イングランドにおける屋内パフォーマンスの再開が延期

新型コロナウイルスの感染者数増を受け、最短でも2週間は延期されるとボリス・ジョンソン英首相が発表。また、8月8日から美術館や博物館、映画館におけるマスク着用が義務化
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2020年
8月3日

2020年
8月5日

■ENOはインペリアル・カレッジ・ヘルスケアNHSトラストと共同で、ララバイを利用してオンラインで患者に呼吸法を教える6週間のトライアルを実施すると

■ジャーミン・ストリート劇場(Jermyn Street Theatre)が演劇動画配信サービスのデジタル・シアター(Digital Theatre)と組んで、11月9日~14日に無観客公演を有料配信
15人の英国の劇作家たちが神話の女性たち15人に焦点を当てた『15人のヒロインたち(15 Heroines)』で、3部構成で上演予定
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2020年
8月6日

■ロンドンの野外数カ所で8月31日~10月10日、イマーシブ・シアター(没入型演劇)の『コンタクト(C-o-n-t-a-c-t)』が上演
仏パリで上演され、好評を博したプロダクションで、観客は自分自身のスマートフォンとヘッドフォンを使って鑑賞する
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2020年
8月10日

■ブリッジ劇場が8月末から10月にかけて、12の一人芝居を上演
客席数を250席と大幅に減らし、観客間の距離を空ける。上演されるのは、ベテラン劇作家デーヴィッド・ヘア(David Hare)が自らの新型コロナウイルス感染の体験を基に執筆した新作を同劇場の芸術監督であるニコラス・ハイトナー(Nicholas Hytner)が演出し、レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)が出演する『ビート・ザ・デヴィル(Beat the Devil)』など
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2020年
8月13日

■ロンドン南部にあるサザック・プレイハウス(Southwark Playhouse)で10月1日~31日、ミュージカル『ラスト・ファイヴ・イヤーズ(The Last Five Years)』が上演
同プロダクションは3月の劇場閉鎖時に上演中だった。再開に当たり、ソーシャル・ディスタンシングのルールに則り客席を配置する

■イングランドにおける屋内パフォーマンスの上演が8月15日から再開可能に(閲覧要登録/購読)
当初の予定では8月1日から再開可能だったが2週間、延期されていた。劇場側はソーシャル・ディスタンシングのルールを順守する必要がある。また、観客はマスク(顔を覆うもの)を着用しなければならない
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2020年
8月14日

■ナショナル・シアター(NT)が10月後半から一人芝居『デス・オブ・イングランド:デルロイ(Death of England: Delroy)』で劇場再開
10月後半から大劇場のオリヴィエ(Olivier)で上演。2020年、ロックダウン(都市閉鎖)直前に小劇場のドーフマン(Dorfman)で上演された『デス・オブ・イングランド(Death of England)』の続編に当たり、前回同様にロイ・ウィリアムズ(Roy Williams)とクリント・ダイア(Clint Dyer)作でダイアが演出を務める
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■ロンドン南西部にあるターバイン劇場(Turbine Theatre)が8月26日からテムズ川沿いで野外パフォーマンスを行うと
3週にわたり、ミュージカル『ヘアー』のコンサート版など、様々なコンサートや家族向けのショーなどを行う
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■複数の地方劇場を運営するHQシアターズ(HQ Theatres)が8月末をもって一時帰休中のカジュアル・スタッフ(非正規雇用者)600人に対する給与支払いを止めると(閲覧要登録/購読)

2020年
8月19日

■ロンドン西部にあるリヴァーサイド・ストゥディオズ(Riverside Studios)が、生の舞台とオンライン配信を組み合わせたシーズンを発表
9月1日から新作の芝居とミュージカルのリーディングからなるシーズン『リヴァーサイド・リーズ(Riverside Reads)』をスタートさせる

■ブリストル・オールド・ヴィック劇場(Bristol Old Vic)が9月22日~26日、ミュージカル『匿名レンアイ相談所(Romantics Anonymous)』を有料で生配信
グローブ座(Shakespeare's Globe)の屋内劇場、サム・ワナメイカー・プレイハウス(Sam Wanamaker Playhouse)で初演されたプロダクションで、演出はエマ・ライス(Emma Rice)。国内外の複数の劇場と組み、それぞれの劇場が異なる公演日のチケットを販売する

■グローブ座(Shakespeare's Globe)が8月21日からガイド・ツアーを再開

■サドラーズ・ウェルズ劇場が2021年1月まで劇場閉鎖を延長すると発表。イングリッシュ・ナショナル・バレエによるアクラム・カーン振付『クリーチャー(Creature)』は2021年9月まで延期
▶︎LONDON劇場稼働状況

2020年
8月21日

■ロンドンのパブの庭に新設された野外劇場、ガーデン劇場(Garden Theatre)で9月8日~20日にミュージカル『ピピン(Pippin)』が上演
スティーヴン・シュワルツ作詞・作曲、ロジャー・O・ハーソン脚本の同作を90分に短縮したバージョンで、出演者は6人。演出はスティーヴン・デクスター
▶︎LONDON劇場稼働状況

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