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劇場稼働状況LONDON2020年7月〜9月
- 2021/3/24
- 劇場稼働状況LONDON
【2020.07.09】
■イングランドで7月11日から演劇や音楽の野外パフォーマンスを再開することが可能に
オリヴァー・ダウデン(Oliver Dowden)文化相によると、野外で行い、観客数を制限してソーシャル・ディスタンシングのルールを順守することが条件。また、屋内パフォーマンス再開の時期を判断するためにパイロット・パフォーマンスを行うと
英政府のプレス・リリース
【2020.07.14】
■今夏の開催が中止となったエディンバラ・フェスティバル・フリンジが生配信を含むオンラインの計画を明らかに
■ドンマー・ウェアハウスが8月3日~22日にサウンド・インスタレーション『白の闇(Blindness)』を上演
感染症拡大による混乱を描いたジョゼ・サラマーゴ(José Saramago)の同名小説をサイモン・スティーヴンス(Simon Stephens)が脚色。ジュリエット・スティーヴンソン(Juliet Stevenson)が声の出演。観客はソーシャル・ディスタンシングのルールに則って配置された客席でヘッドフォンを装着して鑑賞する
JUST ANNOUNCED: We are temporarily reopening our doors for BLINDNESS, a socially distanced sound installation with the voice of Juliet Stevenson: https://t.co/Tedq7GnTlV pic.twitter.com/Evqd3eLfJk
— Donmar Warehouse (@DonmarWarehouse) July 14, 2020
【2020.07.15】
リージェンツ・パーク野外劇場が8月14日からミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』の特別コンサート版で再開
■ミュージカル『シックス(Six)』のドライブ・イン形式のツアー公演がすべて中止に
主催者であるライブ・ネイション・エンターテインメント(Live Nation Entertainment)によると、12都市を回る予定だったが、うち数カ所が新型コロナウイルスの感染拡大地域に指定されたため
【2020.07.17】
■パイロット公演がうまくいけば屋内のパフォーマンスがソーシャル・ディスタンシングのルール付きで8月1日から再開可能と英政府が発表
【2020.07.20】
■ロンドンのケニントンにあるパブの庭に誕生した新野外劇場、ガーデン劇場で8月3日から25日までミュージカル『ファニーとステラ(Fanny and Stella)』が上演
【2020.07.21】
■イングランド中部シェフィールドにあるシェフィールド・シアターズ(Sheffield Theatres)が来春まで劇場を完全に再開することはないと発表するとともに、従業員の29%が人員削減の危機にあると(閲覧要登録/購読)
【2020.07.23】
■プレイハウス劇場で10月6日から行われる予定だったデーヴィッド・テナント出演『グッド(Good)』が2021年春まで延期
■アンドリュー・ロイド・ウェバーの会社が所有するロンドン・パラディアム劇場で7月23日に新型コロナウイルス対策を講じたパイロット公演が実施
ミュージカル界で活躍するビヴァリー・ナイトのパフォーマンスが行われた同公演では、収容人数の30%の観客を入れて最前列は撤去。観客による携帯電話を使った国民健康サービス(NHS)の検査・追跡フォーム記入や非接触のセキュリティ・チェック、赤外線カメラによる検温などが行われた
【2020.07.28】
■キャメロン・マッキントッシュいわく、ミュージカル『オペラ座の怪人』のウエストエンド版とUKツアー版の幕を恒久的に閉じると
ロンドンの無料日刊紙「イブニング・スタンダード」紙への寄稿記事で明らかにした。しかし一方で、将来的にはロンドンに再び戻ってくるとの決意も述べている
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)が8月1日から同カンパニーの野外劇場で無料パフォーマンスを上演
【2020.07.31】
8月1日に予定されていた、イングランドにおける屋内パフォーマンスの再開が延期
新型コロナウイルスの感染者数増を受け、最短でも2週間は延期されるとボリス・ジョンソン英首相が発表。また、8月8日から美術館や博物館、映画館におけるマスク着用が義務化
【2020.08.05】
■ジャーミン・ストリート劇場(Jermyn Street Theatre)が演劇動画配信サービスのデジタル・シアター(Digital Theatre)と組んで、11月9日~14日に無観客公演を有料配信
15人の英国の劇作家たちが神話の女性たち15人に焦点を当てた『15人のヒロインたち(15 Heroines)』で、3部構成で上演予定
🎉 #JSTBraveNewWorld announcement!
🌟Today we’re delighted to announce #JST15Heroines, our major new online project launching this autumn.
📗Inspired by Ovid’s ‘Heroides’, 15 leading playwrights re-tell the stories of the women of classical myth in 3 parts! pic.twitter.com/TQjgR9814x
— Jermyn Street Theatre (@JSTheatre) August 5, 2020
【2020.08.06】
■ロンドンの野外数カ所で8月31日~10月10日、イマーシブ・シアター(没入型演劇)の『コンタクト(C-o-n-t-a-c-t)』が上演
仏パリで上演され、好評を博したプロダクションで、観客は自分自身のスマートフォンとヘッドフォンを使って鑑賞する
【2020.08.10】
■ブリッジ劇場が8月末から10月にかけて、12の一人芝居を上演
客席数を250席と大幅に減らし、観客間の距離を空ける。上演されるのは、ベテラン劇作家デーヴィッド・ヘア(David Hare)が自らの新型コロナウイルス感染の体験を基に執筆した新作を同劇場の芸術監督であるニコラス・ハイトナー(Nicholas Hytner)が演出し、レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)が出演する『ビート・ザ・デヴィル(Beat the Devil)』など
【2020.08.13】
■ロンドン南部にあるサザック・プレイハウス(Southwark Playhouse)で10月1日~31日、ミュージカル『ラスト・ファイヴ・イヤーズ(The Last Five Years)』が上演
同プロダクションは3月の劇場閉鎖時に上演中だった。再開に当たり、ソーシャル・ディスタンシングのルールに則り客席を配置する
■イングランドにおける屋内パフォーマンスの上演が8月15日から再開可能に(閲覧要登録/購読)
当初の予定では8月1日から再開可能だったが2週間、延期されていた。劇場側はソーシャル・ディスタンシングのルールを順守する必要がある。また、観客はマスク(顔を覆うもの)を着用しなければならない
【2020.08.14】
■ナショナル・シアター(NT)が10月後半から一人芝居『デス・オブ・イングランド:デルロイ(Death of England: Delroy)』で劇場再開
10月後半から大劇場のオリヴィエ(Olivier)で上演。2020年、ロックダウン(都市閉鎖)直前に小劇場のドーフマン(Dorfman)で上演された『デス・オブ・イングランド(Death of England)』の続編に当たり、前回同様にロイ・ウィリアムズ(Roy Williams)とクリント・ダイア(Clint Dyer)作でダイアが演出を務める
We’re finally on the road to performing again at the National Theatre. 😍
First up is Death of England: Delroy, a new play by @royboywilliams and @Clint_Dyer_ featuring @GilesTerera.
We plan socially distanced performances in the Olivier from late October. pic.twitter.com/869oMt6UMu
— National Theatre (@NationalTheatre) August 14, 2020
■ロンドン南西部にあるターバイン劇場(Turbine Theatre)が8月26日からテムズ川沿いで野外パフォーマンスを行うと
3週にわたり、ミュージカル『ヘアー』のコンサート版など、様々なコンサートや家族向けのショーなどを行う
【2020.08.19】
■ロンドン西部にあるリヴァーサイド・ストゥディオズ(Riverside Studios)が、生の舞台とオンライン配信を組み合わせたシーズンを発表
9月1日から新作の芝居とミュージカルのリーディングからなるシーズン『リヴァーサイド・リーズ(Riverside Reads)』をスタートさせる
■ブリストル・オールド・ヴィック劇場(Bristol Old Vic)が9月22日~26日、ミュージカル『匿名レンアイ相談所(Romantics Anonymous)』を有料で生配信
グローブ座(Shakespeare's Globe)の屋内劇場、サム・ワナメイカー・プレイハウス(Sam Wanamaker Playhouse)で初演されたプロダクションで、演出はエマ・ライス(Emma Rice)。国内外の複数の劇場と組み、それぞれの劇場が異なる公演日のチケットを販売する
■グローブ座(Shakespeare's Globe)が8月21日からガイド・ツアーを再開
■サドラーズ・ウェルズ劇場が2021年1月まで劇場閉鎖を延長すると発表。イングリッシュ・ナショナル・バレエによるアクラム・カーン振付『クリーチャー(Creature)』は2021年9月まで延期
【2020.08.21】
■ロンドンのパブの庭に新設された野外劇場、ガーデン劇場(Garden Theatre)で9月8日~20日にミュージカル『ピピン(Pippin)』が上演
スティーヴン・シュワルツ作詞・作曲、ロジャー・O・ハーソン脚本の同作を90分に短縮したバージョンで、出演者は6人。演出はスティーヴン・デクスター
【2020.08.26】
■イングランド北西部マンチェスターの複合文化施設、ホーム(HOME)が10月から屋内でのパフォーマンスを再開
チケット料金は一律10ポンドで一部、オンライン配信もあり
【2020.08.27】
■ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)が劇場閉鎖を2021年まで延長。また、10月から人員削減を開始すると
【2020.09.01】
■イングランド中部ノッティンガムにあるノッティンガム・プレイハウス(Nottingham Playhouse)が、生の舞台とライブ配信を組み合わせた「ノッティンガム・プレイハウス・アンロックド(Nottingham Playhouse Unlocked)」の詳細を発表
10月23日と24日には、ロックダウン中に生活を共にするかどうかを決めるカップルを描いたジェームズ・グレアム(James Graham)の新作『バブル(Bubble)』が上演
【2020.09.03】
■ロイヤル・オペラ・ハウス(Royal Opera House)が9月11日~13日、コベント・ガーデンでロイヤル・バレエやロイヤル・オペラのプロダクションや映画を無料で上映する野外シネマを開催
上映されるのは、ロイヤル・バレエの『白鳥の湖(Swan Lake)』と『不思議の国のアリス(Alice in Wonderland)』、ロイヤル・オペラの『ラ・ボエーム(La Bohème)』など
■ イングランド西部バースにあるシアター・ロイヤル・バース(Theatre Royal Bath)が10月14日から始まる新シーズンを発表
ハロルド・ピンター(Harold Pinter)作『背信(Betrayal)』、マイケル・フレイン(Michael Frayn)作『コペンハーゲン(Copenhagen)』、デーヴィッド・マメット(David Mamet)作『オレアナ(Oleanna)』の3プロダクションが上演予定
【2020.09.08】
■ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future: The Musical)』が2021年5月14日からウエストエンドのアデルフィ劇場(Adelphi Theatre)で上演決定
3月にイングランド北西部マンチェスターにあるマンチェスター・オペラ・ハウス(Manchester Opera House)で初演を迎え、好評を博した
【2020.09.09】
■イングランドで9月14日から7人以上の集会が禁止されるが、屋内外を問わず、新型コロナウイルス対策のガイドラインを遵守している舞台は対象外になると
異なる世帯が含まれる7人以上のグループでの鑑賞は不可
【2020.09.11】
■スコットランドにおける屋内劇場の再開が最短でも10月初めまで延期されることに
9月14日に条件付きで再開される予定だった。現時点では10月5日から再開可能となっているがあくまで指標であり、最終決定は直近のタイミングで下されると
スコットランド自治政府による発表
【2020.09.13】
■ウエストエンドに6つの劇場を有するナイマックス・シアターズ(Nimax Theatres)が10月からソーシャル・ディスタンシングのルールに則り、各劇場を順次再開
先頭を切るのは、10月22日~11月8日、アポロ劇場(Apollo Theatre)で上演されるコメディアンで元ジュニア・ドクターのアダム・ケイによる『ディス・イズ・ゴーイング・トゥー・ハート(This is Going to Hurt)』
【2020.09.14】
ロイヤル・コート劇場(Royal Court Theatre)が11月12日からソーシャル・ディスタンシングのルールに則った『リヴィング・ニュースペーパー(Living Newspaper)』で劇場再開。オンライン配信もあり
1930年代の大恐慌時代、米政府が演劇業界救済目的で行った「フェデラル・シアター・プロジェクト(連邦劇場計画)」に着想を得たもの。毎週、異なる劇作家のグループが新たなエディションを制作する
【2020.09.15】
■イングランド北西部マンチェスターにあるホープ・ミル劇場(Hope Mill Theatre)で10月30日~12月6日、ミュージカル『レント(RENT)』が予定通り行われることに
出演者は上演期間中、「バブル(安全圏)」を形成し、定期的に新型コロナウイルスの検査を受ける。ソーシャル・ディスタンシングのルールに則って客席を配置するほか、劇場内を一方通行にする、検温するなどの対策を講じる
【2020.09.17】
■ナショナル・シアター(National Theatre)が大劇場オリヴィエ(Olivier)を円形舞台にして10月21日から劇場再開
劇場再開の第1弾となる『デス・オブ・イングランド:デルロイ(Death of England: Delroy)』は10月21日から上演。2020年初めに上演された『デス・オブ・イングランド(Death of England)』の続編に当たる。クリント・ダイア(Clint Dyer)とロイ・ウィリアムズ(Roy Williams)作で、ダイアが演出も務める。クリスマスの時期には、英国の民話を基にしたパント、『ディック・ウィッティントン(Dick Whittington)』を上演。2018年にリリック・ハマースミス劇場(Lyric Hammersmith)で初演されたジュード・クリスチャン(Jude Christian)とカリアド・ロイド(Cariad Lloyd)によるプロダクションをアップデートする。演出はネッド・ベネット(Ned Bennett)
■新型コロナウイルスの感染拡大により、イングランド北東部の7地域で規制強化。エンターテインメントのべニューは午後10時以降クローズ
異なる世帯との集会が禁止されることに。また、公共交通機関の利用は通勤通学など必要不可欠な場合に限られる。パブやバー、レストランはテーブル席のみの営業となるほか、レジャーおよびエンターテインメントのベニューとともに午後10時から午前5時の間はクローズしなければならない
【2020.09.22】
■イングランドで9月24日からパブやレストランの営業がテーブル席のみ、かつ営業時間が午後10時までとなるが、劇場や映画館はそのルールの適用外になると
ただし、午後10時以降の開演、および同時刻以降のアルコール類販売は禁止される
【2020.09.23】
■ロイヤル・バレエが10月9日に70人以上のダンサーとフル・オーケストラが出演する公演を行うことに オンライン配信もあり
ソーシャル・ディスタンシングのルールを順守する一方で、実生活におけるカップルとバブル(安全圏)を形成したカップルによるパ・ド・ドゥもあると
【2020.09.24】
■イングランド南東部チチェスターにあるチチェスター・フェスティヴァル劇場(Chichester Festival Theatre)が10月29日から始まる2020年秋シーズンを発表
サラ・ケイン(Sarah Kane)作『渇望(Crave)』が10月29日~11月7日に上演。生配信もあり。演出はティヌケ・クレイグ(Tinuke Craig)
■新型コロナウイルス感染拡大を受け、オリヴァー・ダウデン(Oliver Dowden)文化相が劇場の再開計画について「ペースを落とさなければならない」と
【2020.09.29】
ヤング・ヴィック劇場(Young Vic)が劇場再開第1弾となる『ザ・ニュー・トゥモロー(The New Tomorrow)』の詳細を発表
開場50年を記念するプロダクションで、10月3日と4日に複数の劇作家による小品の上演や活動家のスピーチが行われる。チケット料金は無料で、抽選制となる。英国時間の4日午後4時からは同劇場のFacebookで生配信もあり
■=メディアによる記事などの二次資料■が無いものは公式発表等の一次資料
主な劇場のサイトリスト
https://www.nationaltheatre.org.uk/
https://www.rsc.org.uk/
https://www.shakespearesglobe.com/
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