主な出来事と舞台芸術界LONDON2022年4月~6月

コロナカレンダーLONDON 2022年4月〜6月

①背景無色=社会の主な出来事、背景薄茶色=舞台芸術界の動き。
②■=メディアによる記事などの二次資料。■が無いものは公式発表等の一次資料
③各事項をクリックすると、リソースの記事や公式発表に移動します。
④英政府による新型コロナウイルス感染拡大防止政策などは基本的にイングランドを対象としています。北アイルランド、スコットランド、ウェールズの各自治政府はそれぞれ独自の政策を打ち出していますが、ここでは市民に特に大きな影響を及ぼすと思われるもののみを取り上げ、どの地域かを明記しています。
⑤劇場関連のニュースは主にロンドンに位置している劇場を取り上げています。
⑥リンク先は誰もが閲覧できるサイトを中心に選んでいますが、なかには登録や購読が必要なサイトもあります。その場合にはその旨を明記しています。
⑦主な出来事および舞台芸術界の動きは目立ったケースを任意に取り上げており、すべてを網羅するものではありません。
⑧当サイトは、時系列で事実関係のリソースを明示し、アーカイブ化することを目的としています。その性質上、必然的にインターネット上の記事の紹介が多くなりますが、当サイトで紹介する記事に関し著作権が発生する場合、権利は各記事の著作者等に帰属します。当サイト運営にあたり、著作権・肖像権等の扱いについては、適宜専門家等の指導を仰ぎつつ行うことで、健全な運営を心がけています。

2022年
4月11日

■俳優のリズ・カーがマスク着用の公演を行うよう、劇場に求める
4月10日にロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)で開催された英演劇賞、ローレンス・オリヴィエ賞の授賞式でプレイ部門の助演女優賞を獲得したカーが舞台裏で語った。先天性多発性関節拘縮症を持ち、7歳の時から車いすを使用しているカーは、マスク着用やソーシャル・ディスタンシングを求める観客のために、通常の公演とは別に、新型コロナウイルス対策をより強化した公演を行ってはどうかと劇場に提言した

2022年
4月14日

■フランスの医薬品企業、ヴァルネヴァ(Valneva)社が開発した新型コロナウイルスワクチンを英規制当局が承認
ヴァルネヴァ社のワクチンは、ポリオやインフルエンザのワクチンのように、従来の技術を用いて開発されている

2022年
4月19日

■イングランドの病院の待合室におけるソーシャル・ディスタンシングのルールが撤廃
イングランドにある国民保健サービス(NHS)の病院や一般医(GP)の診療所、救急外来の待合室では今後、患者同士が距離を空ける必要がなくなる。ただし、マスクを着用すること、良い衛生状態を保つことは引き続き推奨される

2022年
4月22日

■英国家統計局(ONS)によると、コロナ禍が始まって以来、イングランドにおいて10人に7人以上の人々が新型コロナウイルスに感染していると
イングランドでは2020年4月27日から2022年2月11日までの間に、71%の人々が新型コロナウイルス陽性になったと推定される

2022年
4月24日

■英国において、新型コロナウイルスに感染して入院した患者のうち、1年以内に完全に回復した人の割合はわずか29%であることが明らかに
レスター大学の科学者と医師からなるチームが、英国における新型コロナウイルス後遺症について調査した結果、判明したもので、そのほかに入院後の回復率は男性よりも女性の方が低いことや、肥満が回復の妨げになる可能性があることなどが分かった

2022年
5月2日

■ウエスト・エンドのジリアン・リン劇場(Gillian Lynne Theatre)で上演されているミュージカル『アンドリュー・ロイド・ウェバーのシンデレラ(Andrew Lloyd Webber’s Cinderella)』が6月12日で閉幕することに
アンドリュー・ロイド・ウェバーの会社、リアリー・ユースフル・グループ(Really Useful Group)が5月1日に発表した声明によると、2023年には米ブロードウェイで新たなプロダクションが上演される予定。現キャストやこれから参加する予定だったキャストたちは驚きをもって閉幕のニュースを受け止めており、出演予定だったサマー・ストラーレン(Summer Strallen)はこの知らせをオンライン・ニュース経由で知ったこと、エージェントがメールを受け取っていたことなどを明かした
▶︎LONDON劇場稼働状況

2022年
5月3日

■新型コロナウイルスに感染して入院した場合、20歳老化したのと同レベルの認知障がいが起こる可能性があることが英国の調査で明らかに
ケンブリッジ大学の教授らによる調査で判明したもので、2020年3月から7月にかけての期間に入院後、平均で6カ月が経過した患者たち46人を対象に認知機能のテストを実施した。なお、46人中、16人が人工呼吸器を使用していた

2022年
6月14日

■キャストやスタッフの新型コロナウイルス陽性者増により、英各地の劇場で開幕延期や公演中止、コスト増などの混乱が生じる
イングランド中部レスターにあるカーヴ劇場(Curve Theatre)は、新バージョンの『ビリー・エリオット:ザ・ミュージカル(Billy Elliot: The Musical)』で複数のカンパニー・メンバーが陽性となったために、上演開始を7月7日から13日へと変更。また、2月から5月にかけてナショナル・シアター(NT)とイングランド南東部チチェスターにあるチチェスター・フェスティヴァル劇場(Chichester Festival Theatre)で順番に上演された、両劇場の共同制作による『アワ・ジェネレーション(Our Generation)』では、複数のキャストの陽性によりプレビューの数公演が中止。作者のアレッキー・ブライス(Alecky Blythe)と演出のダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)も代役として舞台に立った。NTは11公演が中止となって推定で10万ポンドの利益を失い、チチェスター・フェスティヴァル劇場は5公演中止により4万ポンドの損失が生じた
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