主な出来事と舞台芸術界NEW YORK2021年5月~8月

コロナカレンダーNEW YORK 2021年5月〜8月

①背景無色=社会の主な出来事、背景薄青色=舞台芸術界の動き。
②■=メディアによる記事などの二次資料、■が無いものは公式発表等の一次資料。
③各事項をクリックすると、リソースの記事や公式発表に移動します。
④政府による新型コロナウイルス感染拡大防止政策などは、基本的にニューヨーク州およびニューヨーク市を対象としたものです。
⑤劇場関連のニュースは、主にニューヨーク市に位置している劇場を取り上げています。
⑥リンク先は誰もが閲覧できるサイトを中心に選んでいますが、なかには登録や購読が必要なサイトもあります。その場合にはその旨を明記しています。
⑦主な出来事および舞台芸術界の動きは目立ったケースを任意に取り上げており、すべてを網羅するものではありません。
⑧当サイトは、時系列で事実関係のリソースを明示し、アーカイブ化することを目的としています。その性質上、必然的にインターネット上の記事の紹介が多くなりますが、当サイトで紹介する記事に関し著作権が発生する場合、権利は各記事の著作者等に帰属します。当サイト運営にあたり、著作権・肖像権等の扱いについては、適宜専門家等の指導を仰ぎ行うことで、健全な運営を心がけています。

2021年
5月3日

■クオモ州知事がニューヨーク州における屋内の人数制限を5月19日から廃止することを発表 17日からは地下鉄も24時間運行を再開

レストラン、オフィス、小売り店舗、美容院、理容室、美術館、ジム、アミューズメント施設、劇場などが対象となる。近隣のニュージャージー州およびコネチカット州も同様の措置が取られる。先日のデブラジオ市長の計画より前倒しとなる。
クオモ知事は、ブロードウェイにおいても、フルキャパシティでの再開が可能となるが、公演再開への準備やチケット販売に時間が必要であることを認知し、ブロードウェイ・リーグと協議を続けていると言及した。

2021年
5月4日

■ブロードウェイ・ミュージカル『ウィキッド(Wicked)』の北米ツアーが8月に再開へ パンデミック発生以降ツアー作品では初

8月3日から9月5日までのテキサス州ダラスでの公演を皮切りに、北米ツアーを再開する。チケット販売開始は5月21日から。

■ストレート・プレイ『パス・オーバー(Pass Over)』 がブロードウェイ、オーガスト・ウィルソン劇場(August Wilson Theatre)での公演を発表
期間限定公演で、具体的な日程は追って発表される。これに先立ち、劇場主のジュジャミソン・シアターズ(Jujamcyn Theaters)は、同劇場の換気システムをMERV定格のエアフィルター(MERV 13)の使用へとアップグレード。また、ボックスオフィス、劇場入場、化粧室の使用などにおいて、観客が「コンタクトレス」にて観劇できるように調整を行うほか、徹底した清掃と消毒を行うと発表。
■なお、同劇場で黒人劇作家による作品が上演されるのは、2005年に劇場をオーガスト・ウィルソン劇場へと改名してから初となる。

▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
5月7日

■ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ(Chicago)』が9月14日から公演再開と発表
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■ アクターズ・ファンド(The Actors Fund)がシアター・エンターテイメント関係者へのパンデミックによる経済的影響を調査
調査によると、アンケートに答えた関係者7,163人のうち、40%がパンデミック中に食糧不足への懸念があったとし、28%が家賃または住宅ローンの支払いが遅れ、20%が引越しを余儀なくされ、ニューヨーク市在住だった人の13%が、市外へ転居したと答えた。また、79%がメンタルヘルス面においても影響があったとした他、10%が健康保険を失い、依然その状態が続いていると答えた。2020年から、アクターズ・ファンドは16,000人以上の関係者に対し、計2,100万ドル以上に及ぶ経済支援金を配布している。

■ニューヨーク市が観光客への無料でのワクチン接種を計画
■観光客へのワクチン接種を検討 NY市長、経済復活に向け表明(日本語記事)

■ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ(Chicago)』、『シックス(SIX)』、『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』は再開直後の公演数を制限
ブロードウェイ作品は、パンデミック前は通常週8回公演だった。
『シックス(SIX)』 は、再開する9月17日直後の週は7回公演、サンクスギビングとクリスマスのホリデー週は7〜8回を予定しているものの、その他は来年3月まで、週6回公演で売り出している。『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』は、チケット販売サイトのテレチャージ(Telecharge)によると、10月22日の再開後、ほとんどの週が6〜7回公演の販売。『シカゴ(Chicago)』は、ほとんどの週が5回公演の販売で、9月14日(火)の再開1回目とホリデー週を除いて、上演は金曜日から日曜日のみとなっている。
なお、チケット会社のチケットマスター(Ticketmaster)の利用規約によると、観劇前、観劇中、観劇後における、新型コロナウイルスをはじめとするいかなる病気や症状などの感染リスクも購買者が負うものとし、これに関するチケットマスターや主催者への賠償請求は、将来にわたって行わないことへの合意を求める記載あり。

2021年
5月9日

■セーブ・アワ・ステージズ(“私たちのステージを救おう”)条例(Save Our Stages Act)/SVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)申請受付開始から1週間経ち、まだ余裕あり
5月3日12pmの時点で申請された合計額は99.5億ドル。米国中小企業庁(SBA)は本助成金に162億ドルを用意しているため、まだ約63億残っていることをブロ―ドウェイ・リーグがメンバーへと知らせた。

2021年
5月10日

■ブロードウェイ・ミュージカル『ミセス・ダウト(Mrs. Doubtfire)』が10月21日から公演再開を発表 公式オープニングは12月5日 チケット販売は本日から

■ブロードウェイ・ミュージカル『カム・フロム・アウェイ(Come From Away)』が9月21日から公演再開を発表 チケット販売は本日から

■ブロードウェイ・ミュージカル『カンパニー(Company)』が12月20日から公演再開を発表 公式オープニングは2022年1月9日、チケット販売は5月11日から

■ブロードウェイ・ミュージカル『エイント・トゥー・プラウド(Ain’t Too Proud)』が10月16日から公演再開を発表 チケット販売は本日から

■ラウンドアバウト・シアター・カンパニー(Roundabout Theatre Company)がブロードウェイ公演再開日程を発表
ミュージカル『キャロライン・オア・チェンジ(Caroline, or Change)』は10月8日からプレビュー開始、10月27日に公式オープニング
『トラブル・イン・マインド(Trouble in Mind)』がアメリカン・エアライン劇場で10月29日からプレビュー開始、11月18日に公式オープニング。パンデミック前に同劇場で公演を予定していた『バースデー・キャンドルズ(Birthday Candles)』は2022年3月18日からプレビュー開始、4月10日公式オープニングに。ミュージカル『1776』リバイバル公演は、同劇場で2022年秋と発表。
チケット販売開始は未発表。

▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
5月11日

ブロードウェイ再開に向け、観客および出演者やスタッフなど関係者のワクチン接種義務付けを検討

■ブロードウェイ・ミュージカル『ミセス・ダウト(Mrs. Doubtfire)』が10月21日から公演再開を発表 公式オープニングは12月5日 チケット販売は本日から

■ブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン(Hamilton)』、『ライオンキング(The Lion King)』、『ウィキッド(Wicked)』が9月14日から公演再開 チケット販売は本日から
3作品はABCネットワークの朝のTV情報番組『グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning America)』に出演し、再開を発表した

■ブロードウェイ・ミュージカル『ティナ(Tina – The Tina Turner Musical)』が10月8日からの公演再開を発表 チケット販売は本日から

■ブロードウェイ・ミュージカル『ジャッグド・リトル・ピル(Jagged Little Pill)』が10月21日から公演再開を発表 チケット販売は本日から

■オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(Little Shop of Horrors)』 が9月21日の再開を発表 チケット販売は本日から、1月2日まで販売中

■ブロードウェイ・ミュージカル『MJ』が12月6日からプレビュー公演開始、2022年2月1日の公式オープニングを発表 チケット一般発売は5月18日から

■ブロードウェイ・ミュージカル『アラジン(Aladdin)』が9月28日から再開を発表 チケットは本日から
『アラジン(Aladdin)』および『ライオンキング(The Lion King)』のチケットを8月7日までに購入すると、チケット手数料をディズニー・シアトリカル社が負担することも発表された

■ブロードウェイ『アメリカン・ユートピア(American Utopia)』が9月17日からの公演を発表 劇場、チケット情報は追って発表

■ オフ・ブロードウェイ『ジャージー・ボーイズ(Jersey Boys)』が11月15日からの公演再開を発表
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■米国中小企業庁(SBA)のセーブ・アワ・ステージズ(“私たちのステージを救おう”)条例(Save Our Stages Act)によるSVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)が来週から給付開始
プライオリティ1(90%以上の収入減少)グループは、来週から約14日に渡って普及予定。その後、資金が余っている場合、プライオリティ2(70%以上の収入減少)グループのプロセスが始まり、6月中旬の給付予定。その後、プライオリティ3(25%以上の収入減少)グループは6月終わりまたは7月の給付予定。

■メトロポリタン・オペラ(The Metropolitan Opera)が合唱、ソリスト、ダンサー、俳優、舞台監督が所属するユニオン、アメリカン・ギルド・オブ・ミュージカル・アーティスト(The American Guild of Musical Artists)との交渉成立、合意へ
条件合意内容は未発表、5月24日に組合が公式承認の投票を実施するまで内密とする。

2021年
5月13日

2021年
5月17日

■マンハッタン・シアター・クラブ(Manhattan Theatre Club/MTC)によるひとり芝居『ラカワナ・ブルース(Lackawanna Blues)』 が9月14日からブロードウェイ公演開始を発表 公式オープニングは9月28日 チケット一般販売は8月10日から
MTCの2021-2022シーズンのブロードウェイ公演のラインアップには、2022年冬の『スケルトン・クルー(Skeleton Crew)』、また延期となっていた『ハウ・アイ・ラーンド・トゥー・ドライブ(How I Learned to Drive)』の2022年春の公演も含まれる。これらの具体的な公演日程は追って発表。
また、MTCは、オフ・ブロードウェイ『モーニング・サン(Morning Sun)』の公演も発表。ニューヨーク・シティ・センター(New York City Center)のステージ1(Stage I)にて、10月12日からプレビュー開始、11月3日公式オープニング予定。2022年春には『ゴールデン・シールド(Golden Sheild)』も公演予定。

■リンカーンセンターの「リスタート・ステージズ(Restart Stages)」シリーズが6月のプログラムを発表
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
5月18日

■ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)がニューヨーク州のマスク義務解除の指針を受け、ブロードウェイでのマスク着用ガイドラインを検討
なお、6月19日のトライベッカ映画祭のクロージング・ナイトの会場となっているラジオ・シティ・ミュージック・ホールでは、参加者にワクチン接種を義務付ける予定で、フルキャパシティでマスク着用義務なしを予定している。

2021年
5月22日

■米国中小企業庁(SBA)が、SVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)の供給を来週から始める予定と発表
プライオリティ1レベル(90%以上の収入減)のグループにまず供給が開始される予定。

2021年
5月24日

■ブロードウェイ・ミュージカル『ヘイディーズタウン(Hadestown)』が9月2日からの再開を発表
クオモ州知事によって先般発表されたブロードウェイ再開日9月14日から約2週間早めてオープニングを発表。チケットの一般発売は6月11日から。

■ブロードウェイ・ミュージカル『ガール・フロム・ザ・ノース・カントリー(Girl from the North Country)』が10月13日からの公演再開を発表 チケット発売は本日から

■ブロードウェイ・プレイ『ソーツ・オブ・ア・カラード・マン(Thoughts of a Colored Man)』が公演日程を発表 10月1日プレビュー初日、10月31日公式オープニング
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■ 5月21日にチャック・シューマー上院議員(Sen. Chuck Schumer)がブロードウェイ・リーグのプレシデントのシャーロット・セント・マーティン(Charlotte St. Martin)とチェアのローレン・リード(Lauren Reid)らとともにブロードウェイの今後に関して記者発表を行った
SVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)の供給を5月24日の週から始める予定であること、ワクチンを義務付けるかどうか今後検討するということ、ユニオン契約の交渉を順調に続けていること、トニー賞の授賞式の日程に関し、近い将来に発表できるようプランしていることなどが言及された。

■俳優組合のAEAが、全州に対し連邦政府によるパンデミック失業保険プログラムの延長を要求

2021年
5月26日

■2019-2020シーズンのトニー賞授賞式が2021年9月26日に決定

授賞式は、CBS所有のストリーミング・サービス、パラマウント・プラス(Paramount +)で7pmから放送され、CBSでは同日9pmより特別番組を放送する。劇場にて、観客を入れて授賞式が行われる予定とのことで、詳細は追って発表。

■米国中小企業庁(SBA)は、セーブ・アワ・ステージズ(“私たちのステージを救おう”)条例(Save Our Stages Act)/SVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)の給付通知を開始

2021年
6月7日

■ マンハッタン・シアター・クラブ(Manhattan Theatre Club)がストレート・プレイ『スケルトン・クルー(Skeleton Crew)』の公演日程を発表 12月21日からプレビュー開始 1月12日公式オープンへ
また、コロナ禍で延期された『ハウ・アイ・ラーンド・トゥー・ドライブ(How I Learned To Drive)』は2022年3月29日からプレビュー開始、4月19日公式オープンとなる。なお、MTCは、『ラカワナ・ブルース(Lackawanna Blues)』にて9月14日からブロードウェイ公演を再開する。オフブロードウェイでは、『プレイヤー・フォー・ザ・フレンチ・リパブリック(Prayer for the French Republic)』を2022年1月11日からプレビュー開始、2月1日オープン、そして、『ゴールデン・シールド(Golden Shield)』を2022年4月26日プレビュー開始、5月17日オープンを予定している。

■『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ(Springsteen on Broadway)』がブロードウェイ期間限定リターン公演を発表 6月26日から9月4日まで
観客は、劇場入場時に新型コロナウイルス のワクチン接種証明書の提出を求められる。16歳以下に関しては、ワクチン接種済みの大人による引率および72時間以内のPCR検査陰性証明または6時間以内のラピットテスト陰性証明が必要。これにより、本作品がブロードウェイ長期公演およびワクチン接種義務付け公演の第一弾となる。チケット販売は6月10日から。オープニングナイトの収益はニューヨークおよびニュージャージーのチャリティへと寄付される。
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■ニューヨーク市が再開を祝うセントラル・パークでの屋外“メガ・コンサート”を音楽界の重鎮プロデューサー、クライブ・デイヴィス(Clive Davis)と企画
8月21日を仮日程として企画されており、3時間6万人の観客および全世界へのテレビ放映を予定。

2021年
6月14日

■ 俳優組合のAEAとブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)がツアー・プロダクションにおけるコロナ対策規定に合意

2021年
6月15日

クオモ州知事が、18歳以上の州民の70%が1回目のワクチン接種を終えていることを踏まえて、新型コロナウイルス に関する規制を解除することを発表

これにより、収容人数の制限、ソーシャルディスタンス、清掃・消毒、健康診断、追跡のための接触記録などの州の保健に関するガイダンス、各産業別のガイドラインが、小売業、飲食業、オフィス、ジムやフィットネスセンター、娯楽施設やファミリー向けエンターテイメント、ヘアサロン、理髪店、パーソナルケアサービスなどの商業施設において任意となった。
ワクチン未接種の人については、今後もCDC(米国疫病予防管理センター)のガイドラインに従い、マスク着用が求められる。
また、大規模な屋内行事、幼稚園から高校までの学校、公共交通機関、ホームレスシェルター、老人ホーム、医療機関などにおいては、CDCのガイドラインに従うことが引き続き適用される。各事業者は、従来の規制を継続するか、解除するか選択することができ、ワクチン接種の有無に関係なく、事業者の敷地内においてマスク着用やソーシャルディスタンスを求めることができる。

2021年
6月17日

■ブロードウェイ『アメリカン・ユートピア(American Utopia)』がブロードウェイのリターン公演を発表
『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』の限定公演の後、セント・ジェームス劇場にて9月17日から開始 チケット発売は本日から
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
6月21日

■『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ(Springsteen on Broadway)』がアストロゼネカ製ワクチンも許可
当初の発表でFDA承認のワクチンのみとしていたが、ヨーロッパやカナダのアストロゼネカ製ワクチン接種の観客が入場できないことに対する懸念の声を受け、FDAまたはWHO承認のワクチン接種済みであれば入場可能とポリシーを修正した

■ハドソン川沿いに新しくオープンした人工島の公園、リトル・アイランド(Little Island)の屋外ステージでパフォーマンス開始
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
6月24日

2021年
6月30日

■ブロードウェイとオフ・ブロードウェイの非営利のシアターカンパニー、セカンド・ステージズ(Second Stages)が2021-2022シーズンのラインアップを発表
ブロードウェイでは、『クライズ(Clyde’s)』が11月3日プレビュー開始、22日オープン予定(ヘレン・ヘイズ劇場)、パンデミック前に2020年春に予定されていた『テイク・ミー・アウト(Take Me Out)』は2022年3月22日プレビュー開始、4月4日オープニング予定に変更、そして『ビトウィーン・リバーサイド・アンド・クレイジー(Between Riverside and Crazy)』は2022年秋の公演予定
オフ・ブロードウェイでは、『レターズ・オブ・スレッシュ(Letters of Suresh)』が9月14日プレビュー開始、10月4日オープン、『トゥー・マイ・ガールズ(To My Girls)』が2022年3月22日プレビュー開始、4月14日オープン予定
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
7月4日

■メトロポリタンオペラが、技術スタッフのユニオンIATSEとパンデミック中の給与に関する条件に暫定合意
具体的な内容は、ユニオンメンバーの合意が得られるまで発表されないとした

2021年
7月7日

■ブロードウェイ・ミュージカル『ウエイトレス(Waitress)』がSVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)1000万ドルを受領
その他、『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』は990万ドル、『シカゴ(Chicago)』は1000万ドル、『ハミルトン(Hamilton)』は3つのプロダクションがそれぞれ1000万ドル、『エイント・トゥー・プラウド(Ain’t Too Proud)』は1000万ドル、オフ・ブロードウェイの『ストンプ(Stomp)』は400万ドルを受領したとされる。
7月6日の時点で、米国中小企業庁(SBA)は申請された助成金117億ドルのうち、32億ドルの助成金を支給した。

2021年
7月13日

■ブロードウェイ・ミュージカル『プリティ・ウーマン(PrettyWoman)』の北米ツアーが10月9日から開始
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■ブロードウェイ『ウエスト・サイド・ストーリー (West Side Story) 』、『ハングメン(Hangmen)』がSVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)を受領 米国中小企業庁(SBA)がリリースしたデータによると、『ウエスト・サイド・ストーリー』は1000万ドルを受領、『ハングメン』は約350万ドルを受領した
7月12日の時点で、SBAは申請者のうち86%に対する決断を出したと言及。ブロードウェイでの最近の受領者には、『アラバマ物語(To Kill a Mockingbird)』、『ティーナ(Tina)』、『シカゴ(Chicago)』、『ハリーポッターと呪いの子(Harry Potter and the Cursed Child)』、『エイント・トゥー・プラウド(Ain’t Too Proud)』 がそれぞれ1000万ドルを受領、『ハミルトン(Hamilton)』は、ブロードウェイとツアーカンパニーがそれぞれ1000万ドルを受領し合計5000万ドルを受領している。

2021年
7月14日

■ストレート・プレイ『デイナ・H(Dana H)』と『イズ・ディス・ア・ルーム(Is This a Room)』がブロードウェイのライシアム劇場 (Lyceum Theater) で交互上演 
『 イズ・ディス・ア・ルーム(Is This a Room)』は9月24日からプレビュー開始、10月11日にオープニング予定。『デイナ・H(Dana H)』は10月1日からプレビュー開始、10月17日にオープニング予定。2022年1月16日までの限定公演。
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
7月23日

■ ニューヨーク州がブロードウェイ再開、ニューヨーク市の観光を支えるためにニューヨーク市内で公演されるミュージカル・演劇作品に対する計1億ドルの税額控除システムを発表
2年間に及ぶプログラム期間において、セット、衣装、照明、音響、メイクアップ、技術サポートなど、条件を満たすプロダクション経費の25%が税額控除される。なお、同プログラムにアクセスする条件として、各プロダクションにはNY州が承認するアート分野の職におけるダイバーシティ(多様性)プログラムを導入し、低所得者の観劇アクセスを増加することが求められている。
ニューヨーク市ミュージカル・演劇制作費税額控除

■パブリック・シアターのシェイクスピア・イン・ザ・パーク公演『メリー・ワイブス(Merry Wives)』が関係者の新型コロナ感染で23日の公演も中止
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■コロナ禍の韓国での『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』ワールドツアーと『キャッツ(Cats)』韓国ツアーの様子を撮影したドキュメンタリー映画『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン(The Show Must Go On)』(サミ・キャノルド&ドリー・ベリンスタイン監督)が一夜限りのファンドレイザー・イベントとしてブロードウェイのマジェスティック劇場で8月9日にプレミア上映

2021年
7月29日

■ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)と俳優ユニオンAEA(Actor’s Equity)がブロードウェイ作品に関するワクチン接種、コロナ対策の指針を発表

キャストと技術スタッフは全員コロナワクチン接種を義務付けるとする。12歳以下の児童を含むワクチン未接種の人に関しては、マスク着用、フィジカル・ディスタンスおよび週2回以上検査を行うことで対応。身体疾患または宗教上の理由でワクチン接種ができない人は、プロデューサーに対応のリクエストをすることができるとした。本指針は、ブロードウェイ公演および全米においてリーグのプロダクション契約を採用するプロダクション全てが該当する。
バックステージ、衣装スタッフ、メイクアップ、ヘア部門のスタッフは、ワクチン接種の有無に関わらずマスク着用が義務付けられる。小道具の共用はなるべく避け、頻繁に消毒作業を行う。劇場および楽屋は毎日清掃される。出待ち対応、楽屋での待ち合わせは当面中止、劇場ボックスオフィスでも、なるべくキャッシュレスでの対応を行う。

2021年
7月30日

■ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)がブロードウェイの全41劇場において、観客のワクチン接種およびマスク着用義務化を発表

すべての観客が劇場入場時にFDAまたはWHO承認ワクチンの接種済みである証明書の提示が求められる。また、特定のエリアでの飲食時を除き、マスクの着用も義務付けられる。まずは2021年10月31日の公演まで同ルールが適用され、11月以降の公演に関しては、9月に検討の上、発表されるとした。なお、12歳以下の児童、身体疾患、宗教上の理由でワクチン接種が不可能な観客は例外とされ、公演開始時間から72時間以内のコロナPCR検査陰性証明または6時間以内の抗原検査陰性証明の提出が求められる。
リーグによる発表文
■ブロードウェイではワクチン接種が不可能である12歳以下の観客は陰性検査証明で観劇が可能となるが、メトロポリタン・オペラとカーネギーホールは現時点ではワクチン接種対象ではない12歳以下は入場禁止とする予定

■米ブロードウェー、観客にワクチンとマスク義務化 全公演が対象(日本語記事)

2021年
8月13日

■ブロードウェイ・リーグと俳優・舞台監督のユニオンのAEAが、 2022年3月1日までに再開するブロードウェイ作品において、週8回以下の公演スケジュールを採用するプロダクションに関し、調整した支払いを受けることに合意
再開1週目は、実際の公演回数分(6回公演なら6回分)。2週目から8週目までは、週6回以下の公演数でも7回分を支払う。ただし7回以上公演した場合は、その回数分(7回公演は7回分、8回公演は8回分)となる。

2021年
8月23日

■タイムズスクエアでブロードウェイの再開を祝い3日間のコンサート『カーテン・アップ!(Curtain Up!)』開催 9月17日〜19日
プレイビル(Playbill)がブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)とタイムズ・スクエア・アライアンス(Times Square Alliance)の協力でプロデュース。詳細は追って発表される。

■ブロードウェイ・ミュージカル『ヘイディーズタウン(Hadestown)』が劇場での稽古を開始

■ブロードウェイ・ミュージカル『ウェイトレス(Waitress)』が劇場での稽古を開始

■『シックス(Six)』、『ウェイトレス(Waitress)』 他がブライアント・パークでの1日限定イベント2021年度『ブロードウェイ・イン・ブライアント・パーク(Broadway in Bryant Park)』に出演 9月23日開催
毎年恒例の同イベントは、今年はシーズンに渡る開催ではなく1日限定として戻ってくる。『アラジン(Aladdin)』、『キャロライン・オア・チェンジ(Caroline or Change)』、『シカゴ(Chicago)』 、『ダイアナ(Diana)』、『ガール・フロム・ノース・カントリー(Girl from North Country)』、『ミセス・ダウト(Mrs. Doubtfire)』、『シックス(Six)』、『ストンプ(Stomp)』、『ライオン・キング(The Lion King)』、『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』、『ウェイトレス(Waitress)』が出演予定。

■ブロードウェイ・ミュージカル『ウェイトレス(Waitress)』が同作品のオリジナルキャストでコロナで亡くなった俳優ニック・コルデロ(Nick Cordero)を“リブ・ユア・ライフ(Live Your Life)パイ”で劇中で追悼

2021年
8月24日

■メトロポリタン歌劇場が、オーケストラとの労働協定で合意 開幕公演までに合意を記念する特別コンサートも(日本語記事) 
■メトロポリタンオペラが再開に先駆けオーケストラの組合との契約内容に合意
4年間の契約内容には、3.7%の減給が含まれるが、パンデミック前のボックスオフィス売上の90%まで売上が戻った暁には、減給の一部を戻していくという条件付き。また、楽団員の正規雇用がこれまでの90名から、今回の契約では83名となる。パンデミック中に引退したミュージシャンが多くいるため、これらのポジションを埋めずに、臨時雇用で補うことで費用削減を図る。

2021年
8月25日

■タイムズスクエアに観覧車が出現
乗車料金は子ども15ドル、大人20ドル。8月1日~9月12日にワクチン接種を受けた人は証明書提示で無料

■ブロードウェイ数作品がリハーサル開始 カンパニーがついに再会

2021年
8月26日

■ブロードウェイ再開に向け、ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)が『ディス・イズ・ブロードウェイ(This is Broadway)』キャンペーンを30日にローンチ
キャンペーンの主体となる2分半のビデオのナレーションはオペラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)が担当。同キャンペーンには150万ドルの予算があてられているとのこと
キャンペーンウェブサイト

2021年
8月27日

■ブロードウェイ・ミュージカル『ウェイトレス(Waitress)』が劇場マーキーを設置

■ シアターの秋のプランとデルタ株の感染拡大
オーディエンス・アウトルック・モニター(Audience Outlook Monitor)の調査では、660以上の参加団体を通してアンケートに答えた50万人以上のうち、デルタ株の感染拡大で、7月と8月の間に約20%ほど劇場へ戻りたいと回答する人が減ったとし、30%から40%が早くとも2022年1月までは劇場に観劇には行きたくないと回答した。

2021年
8月29日

■ワクチンとマスクが再びブロードウェイを安全にしている
生の演劇は必要不可欠な体験であり、再び観劇するために、何千人もの人々がマスクを着用し、面倒な手続きを行って劇場に戻り始めている

2021年
8月31日

今秋Airbnbの目的地でニューヨーク市がナンバー1
ニューヨーク市観光局(NYC & Company)は、2021年にニューヨーク市を訪れる観光客は3610万人と予想。今夏だけで、約1000万人が同市を訪れたとし、4月1日に国内旅行においての自主隔離命令が解除されてから、ホテルの需要は徐々に高まり、4月3日終わりの週が338,367部屋だったのに対し、6月19日終わりの週には457,568部屋と約35%増加している

スポーツ観戦ファンやコンサート来場者のワクチン義務化により、ワクチン未接種の4分の1以上が接種か
マーケティング・リサーチ会社モーニング・コンソルト(Morning Consult)社が実施した調査にて、ワクチン未接種の大人の4分の1以上が、コンサートやスポーツ観戦にワクチン接種を義務付けられる場合には、接種すると答えた。またワクチン接種済みの大人約70%が、屋内でのコンサートやスポーツイベントにおけるワクチン義務化に同意するとしたのに対し、ワクチン未接種の大人の同意は30%のみ。なお、53%の大人が、ワクチン未接種の人に関しては、ワクチンの代わりにコロナ陰性証明を提示することで、入場を許可することに賛成した。

■ディズニー・シアトリカルによるグローバルでの公演再開の裏側
「コロナ前には実施していなかったステップが500ある」とSVPのアン・クオート(Anne Quart)がコメントした。

ページ上部へ戻る