主な出来事と舞台芸術界NEW YORK2021年3月〜4月

コロナカレンダーNEW YORK 2021年3月〜4月

①背景無色=社会の主な出来事、背景薄青色=舞台芸術界の動き。 
②■=メディアによる記事などの二次資料、■が無いものは公式発表等の一次資料。 
③各事項をクリックすると、リソースの記事や公式発表に移動します。 
④政府による新型コロナウイルス感染拡大防止政策などは、基本的にニューヨーク州およびニューヨーク市を対象としたものです。 
⑤劇場関連のニュースは、主にニューヨーク市に位置している劇場を取り上げています。 
⑥リンク先は誰もが閲覧できるサイトを中心に選んでいますが、なかには登録や購読が必要なサイトもあります。その場合にはその旨を明記しています。 
⑦主な出来事および舞台芸術界の動きは目立ったケースを任意に取り上げており、すべてを網羅するものではありません。 
⑧当サイトは、時系列で事実関係のリソースを明示し、アーカイブ化することを目的としています。その性質上、必然的にインターネット上の記事の紹介が多くなりますが、当サイトで紹介する記事に関し著作権が発生する場合、権利は各記事の著作者等に帰属します。当サイト運営にあたり、著作権・肖像権等の扱いについては、適宜専門家等の指導を仰ぎ行うことで、健全な運営を心がけています。 

2021年
3月3日

■クオモ州知事は、4月2日より、屋内の上限100人、屋外の上限200人とするキャパシティ33%にて、劇場を含む、芸術、エンターテイメント、イベント会場の再開を許可すると発表
すべての観客はマスクの着用およびソーシャル・ディスタンスが義務づけられる
なお、全観客がPCR検査で陰性の場合には、上限が屋内150人、屋外500人と増加可能
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■クオモ州知事の屋内イベントの再開のプラン(上限100人またはキャパ33%の低い方)の発表を受け、ブロードウェイや非営利系劇場を会場にコンサート開催
プロデューサーのスコット・ルーディン(Scott Rudin)とジェーン・ローゼンタル(Jane Rosenthal)は、自身が企画するポップアップ・コンサートシリーズにおいてもブロードウェイのミュージック・ボックス劇場(Music Box Theatre)のほか、アポロ劇場(The Apollo Theater)、パーク・アベニュー・アーモリー(Park Avenue Armory)、セント・アンズ・ウェアハウス(St. Anne’s Warehouse)、ザ・シェッド(The Shed)、ハーレム・ステージ(Harlem Stage) 、ラ・マ・マ(La Ma Ma) 、ナショナル・ブラック・シアター(National Black Theater)などの非営利団体が運営する劇場やスペースを使用する予定と言及

▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
3月4日

■俳優組合AEAが、NY市の「オープン・カルチャー」屋外プログラムに対し、賃金と安全の問題での懸念を表明
俳優組合のAEAアクターズ・エクイティ・アソシエーション/Actor’s Equity Association)は、ニューヨーク市が発表したプログラム「オープン・カルチャー(Open Culture)」(※)での路上などの屋外パフォーマンスのプランは、組合の最低賃金および新型コロナウイルスの安全対策プロトコルの基準を満たしていないとし、組合員に対し注意喚起を呼びかけた。
(※)ニューヨーク市ウェブサイトによる「オープン・カルチャー」プログラム概要:
https://www1.nyc.gov/site/cecm/cultural-events/guidelines.page

2021年
3月5日

■ブロードウェイが、クオモ州知事の1/3キャパでの再開プランを非難

ブロードウェイのプロデューサー、劇場主、北米ツアー都市のプレゼンターなどで形成される事業者団体ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)のチェアであるシャーロット・セント・マーティン(Charlotte St. Martin)は、ブロードウェイ作品が経済的に存続可能であるためには、週を通して最低でも75%のキャパシティが販売されている必要があると発言
(以下、記事の閲覧には登録(有料)が必要)

2021年
3月6日

■ブロードウェイ・プロデューサーは、秋の再開を予想
ブロードウェイのプロデューサー、劇場主、北米ツアー都市のプレゼンターなどで形成される事業者団体ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)のチェアであるシャーロット・セント・マーティン(Charlotte St. Martin)は、現時点ではブロードウェイのクローズは5月30日までとされているものの、春や夏の再開を予想している人は少なく、秋冬の再開の方が現実的だと考えている人が多いと発言

▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
3月9日

■オフ・ブロードウェイ『白の闇(Blindness)』が4月2日からの公演を発表
ロンドンのドンマー・ウェアハウス(Donmar Warehouse)発のイマーシブ・オーディオ作品である本作は、1年前の劇場クローズ後、最初に再開する作品の1つとなる。ダリル・ロス劇場(Daryl Roth Theatre)にて、演者はなしで、1公演につき観客は50人(従来の本劇場のキャパは400人)、消毒されたイヤホンを装着し、75分のオーディオ公演を体験する
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■パーク・アベニュー・アーモリー(Park Avenue Armory)が、ビル・T・ジョーンズ(Bill T. Jones)による作品『アフターワードネス(Afterwardness』の公演を3月24日から開始することを発表
キャパシティは従来のキャパの10%(最大100人)でd、マスク着用、ソーシャル・ディスタンシング、電子チケット、会場でのラピッド・テストを導入 3月31日まで→延期(3ss』の公演を3月24日から開始することを発表
キャパシティは従来のキャパの10%(最大100人)でd、マスク着用、ソーシャル・ディスタンシング、電子チケット、会場でのラピッド・テストを導入 3月31日まで→※延期(3月22日参照)
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

俳優ユニオンのAEAは、組合員が屋内での公演に参加するにあたり、観客のマスク着用義務化に加え、組合員の移動において専用の交通手段(専用車、ドライバー)を要求
俳優組合のAEAアクターズ・エクイティ・アソシエーション/Actor’s Equity Association)組合員が屋内での公演に参加するにあたり、観客のマスク着用義務化に加え、組合員の移動において、公共交通機関の使用はなしとし、専用の交通手段(専用車、ドライバー)を要求し、ウーバー(Uber)やリフト(Lyft)などのライド・シェアも認めないとした

■ AEAによるガイドライン原文

2021年
3月10日

■クオモ州知事が、3月19日より、ニューヨーク市内のレストランにおける屋内ダイニングを現在の35%から50%収容まで増加と発表

■米連邦議会下院は、バイデン大統領が提案した1.9兆ドル(約200兆円)の新型コロナウイルス対策を可決
米連邦議会下院は、バイデン大統領が提案した1.9兆ドル(約200兆円)の新型コロナウイルス対策を可決した。すでに上院は通過済み。この追加分は、1人最大1400ドル(約15万円)の現金給付(年収8万ドル以上の高所得層は除外)、3月14日で失効する予定だった失業手当の特例可算(失業者は失業前の収入に比例し州・地方政府から(平均週370ドル)失業保険を受け取っているが、それに連邦政府から週300ドル追加)も9月まで延長、ワクチン普及、PCR検査、追跡など含むコロナ対策、賃貸・住宅ローン支援、起業や地方政府の支援などに充てられる。

■俳優ユニオンのAEAは、新たな現金給付および失業保険の特例可算延長を賞賛

■『ザ・シェッド(The Shed)』が4月から公演再開を発表
多目的パフォーミングアーツ施設の『ザ・シェッド(The Shed)』は、すべての観客のマスク着用、およびPCR検査陰性またはワクチン接種を条件に、1公演につきキャパ150人(従来のキャパは1,280人)での屋内公演の再開を発表
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
3月15日

■メトロポリタン歌劇場と付属オーケストラ楽団員が抱える問題
昨年のクローズから、約40%のメトロポリタン歌劇場(MET)管弦楽団の楽団員がニューヨーク・エリアを去り、10%は引退。昨今METオペラ側が、コロナ終息後も含めた長期の給与カットに合意する者を対象に、減給された給与の短期間分を支払うことを申し出た。が、楽団員側がこれを拒否したため、METオペラ側は、クローズ以前の給与の半分以下である最大で週1,534ドルを短期間支払うことを提示。楽団員側は検討中とのこと。劇場のクローズによりMETオペラは1億5000万ドル以上の収入を失っており、存続のために減給は必至。労使ともに大変厳しい状況に直面している。

2021年
3月16日

■ オフ・ブロードウェイ『オフィス:ミュージカル・パロディ(The Office: A Musical Parody)』が、33%キャパシティで4月9日から公演再開を発表
会場で働くスタッフ(俳優、舞台監督、衣装スタッフ、技術スタッフ、案内係など)は全員ワクチン接種済みであること、また、観客は全員マスク着用、ソーシャルディスタンスを義務付け、NASAや医療施設で導入されている最新の空気清浄システム(Atmosair Matterhorn 1002 “Air Scrubbers”)を10台導入、空気質指数観測機を各階に設置するなど、種々の感染予防対策を講じる。
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■シェイクスピア・イン・ザ・パーク(パブリック・シアター主催)が今年の夏の公演を発表 夏の恒例の屋外公演、昨年の中止を経て再開へ
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■セーブ・アワ・ステージズ(“私たちのステージを救おう”)条例(Save Our Stages Act)/SVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)に新たに12億5000万ドルが追加され、計162億5000万ドルに 申請開始は4月上旬開始予定

2021年
3月17日

■メトロポリタン歌劇場管弦楽団の楽団員が、今後の交渉の場に戻ることを条件に、約1年ぶりに給与を受領
メトロポリタン・オペラの楽団員は、今後の交渉に応じることを条件に、昨年4月以来の給与を受け取る運びとなった。当初METオペラ側は、コロナ禍による大幅な給与削減を提示し、楽団員側はこれを拒否し続けていた。今回、交渉に応じることで、楽団員は今後8週間、週最大で1,543ドルを受領するが、政府からの給付金や失業保険を受領している場合は、その合計を差し引いた分を受け取る。この8週間の間に今後に関して合意が得られない場合は、この短期的な給与の支払いが延長される。

2021年
3月20日

■グッゲンハイム美術館が3月20日から『ワークス&プロセス(Works & Process)』のライブ・パフォーマンス・シリーズを開始

本プログラムは、ニューヨークにおける屋内でのパフォーミング・アーツ再開の最初の1つとなる。今後、同シリーズのプログラムに追加し、リンカーンセンターの「リスタート・ステージズ(Restart Stages)」企画や、ポップアップ・コンサート・シリーズ『NY PopsUp』の会場提供も行う予定。
■ニューヨーク・タイムズ紙による批評

▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
3月25日

■デブラジオ市長は、シアター業界の関係者のために、特別ワクチン会場を設けることを発表
今後4週間で、ブロードウェイに、シアター関係者専用の ワクチン会場を設置するとし、ブロードウェイの秋の再開に向けてワクチン接種を可能とする計画を発表。また、オフ・ブロードウェイ関係者用には移動式ワクチン会場を用意するとし、劇場街には、コロナウイルス検査会場もポップアップで設置するとした。デブラジオ市長は、同会見にて、「秋にはブロードウェイとオフ・ブロードウェイを再開する」と発言した。

2021年
4月2日

■俳優ユニオンのAEAが、ワクチン接種完了の組合員および他の業界関係者が雇用されたプロダクションを対象とした新たなガイドラインを発表
新たに加わったガイドラインの例としては、「新型コロナウイルス安全オフィサー(COVID-19 safety officer)」の雇用必須化、毎週キャストのコロナ検査実施、陽性反応が出たメンバーに対する給与および滞在場所の提供、劇場における日々の衛生管理など。

■3月30日に行われた無料バーチャル・ベネフィット・コンサート『ブロードウェイ・バックワード(Broadway Backwards)』は、$749,555ドルの寄付金を集め、過去の記録を更新
同寄付金は、ブロードウェイのチャリティ団体ブロードウェイ・ケアーズ・エクイティ・ファイツ・エイズ(Broadway Cares / Equity Fights AIDS)とレズビアン・ゲイ・バイセクシャル&トランスジェンダー・コミュニティ・センター(The Lesbian, Gay, Bisexual & Transgender Community Center)に寄付され、HIV/AIDS、新型コロナウイルスをはじめとする緊急支援金として使用される。

■オフ・ブロードウェイ『ブラインドネス(Blindness)』公演開始 デブラジオ市長も劇場に足を運ぶ
本作品は、演者はなし、1公演につき観客は50人、消毒されたイヤホンを装着し、75分のオーディオ公演を体験。(3月9日参照)
https://twitter.com/i/broadcasts/1RDGlPWeBYrGL

■多目的パフォーミングアーツ施設のザ・シェッド(The Shed)が、『アン・オーディエンス・ウィズ…(An Audience With…)』 パフォーマンス・シリーズを開始
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
4月4日

ブロードウェイの劇場を使ったショーを再開 パンデミック発生後初(日本語記事)
クオモ州知事の屋内イベント再開プランの発表を受けて企画されたポップアップ・コンサートの第一弾(3月3日参照)で、ブロードウェイ再開に向けた試験的なイベント
4月2日にブロードウェイのセント・ジェームス劇場(St. James Theater)で36分に渡り行われたこの公演は、1700席のキャパシティに150人を収容。タップダンサーのセヴィオン・グローバー(Savion Glover)と俳優ネイサン・レイン(Nathan Lane)がパフォーマンスを行った。
ニューヨークタイムズ記事
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
4月5日

■次期ニューヨーク市長候補のアンドリュー・ヤンが、ブロードウェイのアーティストを中心としたコンサート会場Green Room 42で会見を開き、ニューヨーク市の経済復興には芸術・エンターテイメント業界が不可欠とし、ブロードウェイおよびライブ・パフォーマンスの復興プランを発表
2019年12月から2020年12月の期間に、ニューヨーク市の芸術・エンターテイメント分野の興行は66%下降し、12,600以上の直接的な雇用、74,500以上の間接的な雇用機会が損失。復興に向けてのプランは以下:
●ニューヨーカーと国内外からの観光客が安心してニューヨークを訪れられるように、ワクチン接種確認ツールの確立を含む、安全な環境を整える
●ニューヨーク市観光局やブロードウェイ業界と協力し、ニューヨーク市として最大のマーケティング・キャンペーンを打ち出し、観光客を呼び戻す
●「セーブ・アワ・ステージズ・テイク2(“私たちのステージを救おう:テイク2”/Save Our Stages, Take 2)」と題し、フリーランスや自営業、個人請負業者などの個人事業主への現金支給にフォーカスした助成金制度を確立し、業界労働者を守る

■ ニューヨーク・フィルハーモニックの本拠地であるリンカーンセンターのデイヴィッド・ゲフィン・ホール(David Geffen Hall)が、遅延していた劇場改築工事が、コロナ禍で劇場閉鎖となったことで予定より1年半早く2022年秋に完了する見込みと発表

2021年
4月8日

■セーブ・アワ・ステージズ(“私たちのステージを救おう”)条例(Save Our Stages Act)/SVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)の申請受付開始

■ニューヨーク州の予算にブロードウェイ作品への税額控除および小企業への助成金が反映
ニューヨーク市のシアター・プロダクションへの税控除として1億ドル分、非営利の芸術文化団体への助成金として4000万ドル分、芸術分野のビジネスを含む小企業を対象とした助成金としての8億ドル分が含まれる。

■ブロードウェイ関係者専用のワクチン会場が4月12日にオープン
毎日1500以上のワクチン供給の他、休職中のブロードウェイ関係者80〜100人も雇用

■セーブ・アワ・ステージズ(“私たちのステージを救おう”)条例(Save Our Stages Act)/SVO助成金(Shuttered Venue Operators Grant)の申請サイトがダウンし、申請受付一時停止

■セント・アンズ・ウェアハウス(St. Ann’s Warehouse)は、4月15日から屋内のパフォーマンスを開始 観客はバーチャルでの観劇
15日と16日に、ベンソンズ(The Bengsons)によるコンサート『ザ・ブロークン・イアー・セットリスト:ソングス・フロム・オハイオ(The Broken Ear Setlist: Songs from Ohio)』を公演
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
4月11日

■タイムズスクエアの人出が昨年に比べて増加
タイムズ・スクエア・アライアンス(Times Square Alliance)調べで、タイムズスクエア(42丁目と47丁目の間のブロードウェイと7th アベニューの間)の 2020年4月の人出の週ごとの平均が33,143人だったのに対し、今月に入り、週平均134,659人を記録している。パンデミック発生前の週平均355,302人に比べるとまだ少ないものの、昨年からは300%以上の増加を記録している。

2021年
4月13日

■4月12日にブロードウェイ業界関係者のためのワクチン会場がオープン
デブラジオ市長とリン=マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda)がオープンに立ち会い、記者発表を行った。12日夜の時点では、予約のしかたの詳細は公表されておらず、13日中にはガイドラインが発表される予定。(*)
ワクチン会場の様子
(*補足)14日11AMの時点ではまだ業界向けの予約についてのガイドラインは出ていないが、ニューヨーク市が運営するワクチン会場リストには載っている。

■オフ・ブロードウェイ『パーフェクト・クライム (Perfect Crime)』4月17日に再開

作品の34周年記念でもある18日に公式の再オープニング。ニューヨーク市で俳優組合AEAから、組合に所属する俳優の出演に許可がおりたのはコロナ禍以降初
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

■オフ・ブロードウェイ劇場コンプレックスおよびリハーサルスタジオのシアター・ロウ(TheatreRow)が、5月4日からリハーサルスタジオの運営再開を発表

■ブロードウェイ『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』がフル・オーケストラ(27人体制)で再開することを確約 ウエストエンド公演のオケ半減を受けて発表

■リンカーン・センター・プラザ(Lincoln Center’s Plaza)が噴水の周りのエリアを期間限定で芝生化することを発表

2021年
4月14日

■ブロードウェイのチャリティ団体アクターズ・ファンド(The Actors Fund)が、14日から業界関係者専用のワクチン会場の予約を援助することを発表
予約するにはアクターズ・ファンドが運営する専用の電話番号またはメールアドレスへの連絡が必要。なお、この業界専用のワクチン会場は、ニューヨーク市運営のため、ニューヨーク市居住または勤務を証明する身分証や組合員証などの提示が必要。

■ブライアント・パークで 6月から9月にかけて、25の無料パフォーマンスを上演
観客は200人まで。ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)、ジャズ・アット・リンカーンセンター(Jazz at Lincoln Center)、ジョーズ・パブ(Joe’s Pub)、クラシカル・シアター・オブ・ハーレム(Classical Theater of Harlem)などによるパフィーマンスが行われる予定。
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
4月20日

■ブロードウェイのチャリティ団体 ブロードウェイ・ケアーズ・エクイティ・ファイツ・エイズ(Broadway Cares / Equity Fights AIDS)の赤バケツ・マッチアップ・キャンペーン(Red Bucket Match-up campaign)に6人のブロードウェイおよびテレビのスターが参加し、約200万ドルの寄付金を集めた
TV『サインフェルド(Seinfeld)』でお馴染みのジェイソン・アレキサンダー(Jason Alexander)、『ジャッグド・リトル・ピル(Jagged Little Pill)』でトニー賞ノミネートのキャサリン・ギャラガー(Kathryn Gallagher)、同じく『ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)』でトニー賞ノミネートのアーロン・ティヴェット(Aaron Tveit)、TV『ウィル&グレース(Will & Grace)』でエミー賞受賞のエリック・マクコーマック(Eric McCormack)、『ディア・エヴァン・ハンセン(Dear Evan Hansen)』主演のジョーダン・フィッシャー(Jordan Fisher)、TV『グリー(Glee)』で人気を博したジェナ・アウシュコウィッツ(Jenner Ushkowitz)が参加。それぞれがSNSでキャンペーンを募って集めた寄付金合計はジリード・サイエンス(Gilead Sciences) 社によりマッチングされ、合わせて約200万ドルがブロードウェイ・ケアーズに寄付された。

■オフ・ブロードウェイ『ブラインドネス(Blindness)』が9月5日まで公演延長を発表

■『ブロードウェイ・アット・ドライブイン(Broadway at the Drive-In)』 シリーズが映画『ブルース・ブラザーズ(Blues Brothers)』を上演 5月27日〜6月26日
映画上映に合わせて、バンド生演奏でブロードウェイ俳優のパフォーマンスが行われる。チャリティ・エンジェル・ドーソン(Charity Angel Dawson)、ニック・ラシャド・バローズ(Nick Rashad Burroughs)などが出演。クイーンズのラディアル・パーク(Radial Park)にて
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

 

2021年
4月21日

■シルク・ド・ソレイユが4作品と『ブルーマン・グループ(Blue Man Group)』の公演再開を発表
ラスベガスの『オー(O)』(7月1日から公演再開)と『ミスティア(Mystere)』(6月28日から公演再開)のチケット販売が4月21日から。同じくラスベガスの『ブルーマン・グループ(Blue Man Group)』(6月24日から再開)は4月29日からチケット販売開始。『ルジア(Luzia)』はロンドンで2022年1月22日から公演再開、『クーザ(Kooza)』は11月25日からドミニカ共和国プンタカナで公演予定
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
4月26日

■リハーサルスタジオを運営する RWSエンターテイメント(RWS Entertainment)が、ワクチン接種済みのアーティスト対象のワクチン接種奨励キャンペーンを発表
ファイザー、モデルナの場合、2回のうち1回でも接種していれば、5月3日〜28日の期間、スタジオレンタルが2時間無料。 

■ラウンドアバウト・シアター・カンパニー(Roundabout Theatre Company)が年次のガラを6月7日にセントラルパークで開催
ライブ配信も行われる。トニー賞受賞のジェーン・クラコウスキー(Jane Krakowski)が出演
▶︎NEWYORK劇場稼働状況

2021年
4月27日

■ 米国疫病予防管理センター(CDC:US Centers for Disease Control and Prevention) が新型コロナウイルスのワクチン摂取完了者の屋外でのマスク着用規制を緩和
ワクチン接種完了者(※注)については、屋外において、1人で散歩、ランニング、ハイキング、自転車に乗る場合、また、家族を含む少人数での集会を行う場合、マスク着用を不要とした。コンサート、スタジアムなどの大人数が集まる混み合う場所では、引き続き着用が義務付けられる。
※注:必要なワクチン接種を受けてから2週間経った時点でワクチン接種完了とみなされる。

2021年
4月28日

■クオモ州知事がニューヨーク市内のレストランの閉店時間の規制を緩和
屋外ダイニングは5月17日から、屋内ダイニングは5月31日から、24時以降もオープン可能となる。また、バー座席の使用も5月3日から可能となり、昨年7月以降、必須とされていたアルコールをオーダー時のフードのオーダーも不必要となる

 

2021年
4月29日

■デブラジオ市長が7月にはニューヨーク市を「完全に再開」する計画を発表 ブロードウェイは9月目標
デブラジオ市長は29日、ワクチン普及が進んでいるため7月1日にはニューヨーク市の活動を「完全に再開」すると計画していると発表し、店舗、レストラン、ジム、アリーナなどでの100%キャパシティを目指す。なお、ブロードウェイについては、9月を目標としているとし、小規模な作品に関しては、7月、8月にも見たいと発言した。
ただ、市内の会場の再開やキャパシティ増加に関しては、最終決断はクオモ州知事にあるとした。28日時点で、ニューヨーク市の成人のうち36%がワクチン接種を完了している。
■ブロードウェイリーグも9月再開目標に賛同

■ブロードウェイ9月再開に向けて準備 5月11日に公式発表か

2021年
4月30日

■クオモ州知事が、ニューヨーク市内のレストランにおける屋内ダイニングに関し、5月7日より、現在の50%から75%収容まで増加を発表
同じく7日から、美容院、理容室などのパーソナルケア・サービス業に関しても、75%収容が許可される。

■アップル・オリジナル・フィルムズ(Apple Original Films)がブロードウェイ・ミュージカル『カム・フロム・アウェイ(Come From Away)』のストリーミング配信を発表
公演の撮影は4月27日から5月5日にかけて行われ、200人以上のキャストとスタッフが雇用された。配信日程の詳細は追って発表される。

ページ上部へ戻る