コロナカレンダーNEW YORK 2020年5月〜
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2020年
5月1日
■ブロードウェイ・ミュージカル『シング・ストリート(Sing Street)』のキャストによるストリーミング・コンサート『シング・ストリート:グラウンデッド(Sing Street: Grounded)』が310,924ドルの寄付金を集めた
集まった寄付金は、ニューヨーク市長基金(Mayor’s Fund)とブロードウェイのチャリティ団体ブロードウェイ・ケアーズ/エクイティ・ファイツ・エイズ(Broadway Cares / Equity Fights AIDS)に寄付される
2020年
5月4日
■クオモ州知事が再開に向けての条件を発表
州内の10の地域において、それぞれ以下の条件をクリアするまでは再開を許可しないと言及。
・14日間連続で入院数の減少、または入院者数1日15人未満
・14日間連続でウイルスに関連した死亡数の減少、または志望者1日5人未満
・新規入院率が人口10万人につき2人の安定レートとなること
・病床の空き状況が30%
・集中治療病床の使用率が30%
・1ヶ月に人口1,000人につき30回のコロナウイルス検査実行
・人口100,000人につき30の追跡システムが有効であること
■ピューリッツァー賞(Pulitzer Prize)がオンライン授賞式で発表 戯曲部門は『ア・ストレンジ・ループ(A Strange Loop)』に 4月20日の当初の予定から遅延して授賞式
■リサーチ会社のシュゴール・リサーチ(Shugoll Research)がニューヨーカーに対して行った観劇に関するアンケート調査結果を発表
・41%の観客が劇場再開時に劇場へと戻る可能性が高いと回答、17%が大変低いと回答
・58%の観客が劇場再開から数ヶ月待ってから戻ると回答、21%が観たい作品があればすぐに行くと回答
・すぐ戻らない理由として、64%がコロナ第二波を懸念するとし、58%が再開時にワクチンがないことを懸念、57%が観劇による健康リスクの懸念すると回答
・73%がワクチンが存在すれば、観劇へ戻ることに前向きだと回答
アンケートはニューヨーク在住で通常1年に少なくとも2回以上プロ演劇作品を観劇している300人に対して2020年4月17〜24日の間に行われた
2020年
5月7日
2020年
5月8日
■デブラシオ市長がブロードウェイのメンバーをニューヨーク再開に向けての諮問委員会に任命
芸術・文化・観光の諮問会のメンバーに、ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)のプレシデントのシャーロット・セント・マーティン(Charlotte St. Martin)、ラウンドアバウト・シアター・カンパニー(Roundabout Theatre Company)のエグゼクティブ・ディレクターのジュリア・リヴィー(Julia Levyが含まれる。
2020年
5月11日
2020年
5月12日
■ブロードウェイ閉鎖が2020年9月6日まで延長
■『ハミルトン(Hamilton)』が7月3日からディズニー・プラスで配信へ
■ 3月13日~7月12日に上演予定だったマシュー・ブロデリックとサラ・ジェシカ・パーカー主演『プラザ・スイート(Plaza Suite)』が、2021年3月に延期
■ 3月13日~7月12日に上演予定だったマシュー・ブロデリックとサラ・ジェシカ・パーカー主演『プラザ・スイート(Plaza Suite)』が、2021年3月に延期
■セント・アンズ・ウェアハウス(St Ann’s Warehouse)がサイモン・マクバーニー(Simon McBurney)の『ザ・エンカウンター(The Encounter)』 を期間限定にて無料ストリーミング配信
NEWYORK劇場稼働状況
2020年
5月13日
■ブロードウェイ・ミュージカル『MJ』が公演開始を2021年3月まで延期
NEWYORK劇場稼働状況
■ニューヨーク市観光局(NYC & Company)がコロナ後に観光客を呼び戻すために市の観光ビジネスやエンターテイメント・リーダーと連合会を結成
同連合会は、ニューヨーク市観光局の会長であり、シューベルト・オーガニゼーション(Shubert Organization)のEVPであるチャールズ・フレートマン(Charles Flateman)によって率いられ、リン・マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda)も共同チェアを務める。ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)のプレシデントのシャーロット・セント・マーティン(Charlotte St. martin)も参画。
2020年
5月14日
■ブロードウェイ閉鎖前に公演をしていた作品のプロデューサー、閉鎖後も劇場賃料を請求され続ける
当面の間は降りた保険金で支払うことが予想されるが、閉鎖が長引くにつれ、保険金でのカバーに限りが出てくるのは必至。なお、請求されている金額は通常公演時のチケット売上に対する%の金額ではなく、契約上のミニマム額で、情報筋によると、週15,000ドルから20,000ドルとのこと。ただ、プロデューサー側は劇場をキープしておきたいし、劇場主もブロードウェイ再開時にはプロダクションが必要なため、この問題は友好的に解決されることが予想される。
■ブロードウェイ・ミュージカル『アナと雪の女王(Frozen)』がクローズを発表 パンデミックの犠牲に
■ブロードウェイのチャリティ団体アクターズ・ファンド(The Actors Fund)が1050万ドル以上の経済支援金を支給 8週に渡って支給された支援金は、例年の5倍
2020年
5月15日
■ミュージカル『お熱いのがお好き(Some Like It Hot)』が2021年秋のブロードウェイ入りを目指す
当初のプランでは2021年にシカゴでワールド・プレミア公演をする予定だったが、シカゴ公演はキャンセル。ブロードウェイ公演のキャスト、劇場、日程は未発表。
■『サマー:ザ・ドナ・サマー・ミュージカル(Summer: The Donna Summer Musical)』北米ツアーがクローズを発表
NEWYORK劇場稼働状況
2020年
5月16日
2020年
5月25日
■ブロードウェイ・リーグ(The Broadway League)のプレシデントのシャーロット・セント・マーティン(Charlotte St. Martin)が、来年1月にフル・キャパシティでマスク着用での劇場再開ができることを期待と言及
ブロードウェイ業界は過去10週間で週に3500万ドルの損失があったとし、これは再開まで続くため、1月まで閉鎖が続く場合、損失は約15億ドル、来年春まで閉鎖の場合には20億ドルとなる。再開時には、観客はマスク着用、体温検査、また入場退場に際し厳しいガイダンスが生じることが予測されるとし、ブロードウェイ・リーグ内での再開に向けたタスク・フォースのチームを設立時の15人から20人に増加したと発表した
2020年
5月26日
■ブロードウェイ・リーグと俳優ユニオンAEAのファンドからの健康保険料が、シャットダウン中に値上げ
四半期ごとの保険料は、8月から100ドルから400ドルへと引き上げられることとなった。劇場閉鎖前は、メンバーの雇用者からの資金提供により、メンバー側の負担を低価格で維持できていたが、それがなくなり、変更を余儀なくされた。
■俳優ユニオンのAEAが、エピデミック収束後までメンバーの稼働はすべきではないと主張
■ 俳優組合のAEAが劇場再開への安全対策プランの概要を発表 迅速検査、ソーシャルディスタンス、消毒作業強化などが挙げられ、現時点では、メンバーにいかなる公演にも参加しないよう指導
■オフ・ブロードウェイとオフ・オフ・ブロードウェイの功績を祝うオビー賞(Obie Awards)が、6月4日にオンラインで授賞式 受賞者は事前に通知、撮影予定
NEWYORK劇場稼働状況
2020年
5月27日
■『ミセス・ダウト(Mrs. Doubtfire)』などのブロードウェイ作品がコロナ後の世界を見据える
『ミセス・ダウト(Mrs. Doubtfire)』の振付を担当するロリン・ラターロ(Lorin Latarro)は、作品を見直し、ソーシャル・ディスタンスを念頭に振付の変更を行ったとインタビューに答えた
2020年
6月7日
■ニューヨーク市再開のフェーズ1を開始
建設業、製造業/卸売業、小売業などの業種の再開で、約40万人の職場復帰が許可される。地下鉄のMTAも7日より通常運行。
2020年
6月11日
■ 調査団体TRGアーツ(TRG Arts)とパープル・セブン(Purple Seven)が、劇場閉鎖による打撃は米国より英国の方が大きいという調査結果を発表
米国でのサブスクライバー・システム(年会費+チケット代+多様な種類とレベルの寄付で成り立つ会員制度)により、特に会員からの金銭的サポートがその差を生んでいるとした
2020年
6月14日
■ コロナ禍、BLM運動での延期を経てドラマデスク賞が発表
『ストレンジ・ループ(A Strange Loop)』がミュージカル部門優秀賞、『ザ・インヘリタンス(The Inheritance)』がプレイ部門の優秀賞を受賞
2020年
6月15日
2020年
6月17日
■クオモ州知事がニューヨーク市再開のフェーズ2を6月22日から開始と言及
今回のフェーズでは15万〜30万人が職場復帰できるとし、オフィス勤務、レストランの屋外ダイニング、美容院や理容室の再開が許可される
2020年
6月18日
■カーネギーホールとリンカーンセンターが秋の公演を中止
NEWYORK劇場稼働状況
■調査団体TRGアーツ(TRG Arts)が、国内3分の2のライブ・エンターテイメント会場が2020年秋の再開を計画しているという調査結果を発表
複合施設の再開は他より早く、劇場の再開の可能性は最も低いとした
2020年
6月21日
■ニューヨーク市再開フェーズ2の詳細ガイド
再開対象概要:
・レストランの屋外ダイニング
・モールを除く小売り店舗
・美容院、理容室
・不動産業(すでに空いているアパートのみ、内見が許可される)
・自動車ディーラー
・商業建設マネージメント
・オフィス(ほとんどの会社がリモート勤務を継続)
・公園のプレイグラウンド(ソーシャル・ディスタンス・アンバサダーが監督)
・宗教施設(25%キャパまで)
・地下鉄(夜間は清掃のため運行休止)
2020年
6月22日
■ブロードウェイ劇場の閉鎖は来年1月3日まで延期と予測
なお、ブロードウェイ・リーグのプレシデントのシャーロット・セント・マーティン(Charlotte St. Martin)は、まだ公式な再開日は未決定とコメント。業界内では予想されていた日程であり、来年3月またはワクチンが供給されるまでは閉鎖が続くと言う業界筋もある。これにより、9月15日からプレビュー公演開始を予定していた『ミュージック・マン(The Music Man)』のスケジュールに響くほか、ラウンダバウト・シアター・カンパニー(Roundabout Theatre Company)の『キャロライン・オア・チェンジ(Caroline or Change)』、『バースデー・キャンドル(Birthday Candles)』、リンカーン・センター・シアター(Lincoln Center Theater)の『フライング・オーバー・サンセット(Flying Over Sunset)』など非営利団体の公演スケジュールにも影響が出ることになる。
2020年
6月24日
■ヒュー・ジャックマン主演ブロードウェイ・ミュージカル『ミュージック・マン(The Music Man)』が公演開始を延期 2021年4月7日プレビュー開始、5月20日オープンへと変更
■ブロードウェイ・ミュージカル『フライング・オーバー・サンセット(Flying Over Sunset)』が2021年春へ公演を延期 具体的な日程は追って発表
NEWYORK劇場稼働状況
■ブロードウェイで上演予定のストレートプレイ『リーマン・トリロジー(The Lehman Trilogy)』が2021年の公演再開へ向け別の劇場へ移動か
■オープン・ジャー・スタジオ(Open Jar Studios)によるブロードウェイ救済プロジェクト(The Broadway Relief Project)が、報酬をチャリティ団体アクターズ・ファンド(The Actors Fund)へ寄付
ブロードウェイ救済プロジェクト(The Broadway Relief Project)では、ブロードウェイで働くプロフェッショナルが集まりニューヨーク市の公共病院の医療従事者への医療ガウンを51,000着制作。同プロジェクトは400人以上に職を提供したが、多くがその報酬を寄付し、寄付金は32,948ドル集まった。
2020年
6月25日
■ ブロードウェイ・ストレートプレイ『アメリカン・バッファロー(American Buffalo)』と『ザ・ミニッツ(The Minutes)』が2021年春まで公演を延期
両方ともちょうど1年延期し、『アメリカン・バッファロー(American Buffalo)』は2021年3月22日からプレビュー開始、4月14日オープン、『ザ・ミニッツ(The Minutes)』は2021年3月1日からプレビュー開始、3月15日オープン予定
NEWYORK劇場稼働状況