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記事要約:ブロードウェイの公演中止に伴う保険金支払い(NEW YORK)
- 2021/2/27
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コロナウイルスにより、プレビュー公演中に公演が中断されたブロードウェイ・ミュージカル『カンパニー(Company)』リバイバル公演の製作母体である合同会社が、保険会社チャブ(Chubb)から885万ドルを受領。
一方で、ブロードウェイの劇場主のうち3番目に大きいジュジャムソン・シアター(Jujamcyn Theater)は、現在も同保険会社チャブと訴訟中。
非営利のカンパニーでブロードウェイ劇場を3つ運営し、ブロードウェイ・ミュージカル『キャロライン・オア・チェンジ(Caroline or Change)』リバイバル公演を控えていたラウンドアバウト・シアター・カンパニー(Roundabout Theatre Company)は、2019-2020年度の監査済財務諸表によると、公演中断保険として500万ドルを受領し、PPPローン(米連邦政府による給与保護プログラム)を540万ドル受領したことから、公演中断前の収益、寄付、出資による利益を合わせ、純資産は4%の減少で済んだ。
同じく非営利のブロードウェイ劇場であるリンカーン・センター・シアター(Lincoln Center Theater)も、2019-2020年度の純資産は4%減少、330万ドルの保険金、および370万ドルのPPPローンを受領したが、業界内の他社と同様、スタッフの解雇、及び残ったスタッフ給与減少対応を強いられている。
ブロードウェイ・ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン(Dear Evan Hansen)』、『ヘイディズタウン(Hadestown)』、『ガール・フロム・ノース・カントリー(Girl from North Country)』、『カム・フロム・アウェイ(Come From Away)』の製作母体である合同会社もそれぞれ保険金を受領とされる。(MK)
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