BROADWAY IS BACK!  第1回 出国編 いきなりESTAでつまずく

REPORT【2021.10.10】

2021年9月後半から10月初頭、ブロードウェイが18か月ぶりに再開した直後のニューヨークに行ってきました。出入国、チケット購入、劇場の対応など、ウイズ・コロナ時代に入って初めて体験したことを書き留めておきます。事実誤認がありましたら、ぜひご指摘ください。(ND)

第1回 出国編:いきなりESTAでつまずく

ESTA(電子渡航認証システム)は、アメリカ短期(90日以内)滞在の際に必要な入国審査制度で、テロ防止策の一環として2009年から義務づけられている。渡航者はインターネットで手続きを行い、14ドル払って2年間の入国を認められる。期限が切れると「更新」ではなく「再申請」しなければならず、2年なんてすぐ経ってしまうので、その都度自分で入力作業と14ドルの支払いを行うのがちょっと面倒だ。また、ネットでESTAと検索すると、高額手数料を取る代行サイトにつながることが多く、今回も危うく7900円超を取られそうになったので(正規は14ドル≒1540円のみで手数料はかからない)、空港でチェックイン前に航空会社の人に公式サイトを確認してもらってから手続きしようと、注意深く対処したつもりだった。

ところが、出発2時間半前くらいに公式サイトで入力を済ませ申請を行ったものの、認証がなかなか来ない。これまで5回ほどの経験では、いずれも数分で認証されていたし、ESTAは認証が速いのが取り柄という印象もあって、「ESTA申請はチェックイン直前に済ませればOK」と思い込んでいたのが、大きな間違いだった。今回お世話になったJALの地上スタッフから、最近、午前中に申請して認証できたのが同日夕方だったケースがあったと聞き、顔面蒼白になるも後の祭り。羽田発11:00の便で、認証がきたのは11:15頃。つまり、搭乗できなかった(泣)。

これは無理そうだと悟った時点で、JALや関係各位のアドバイスを受け離陸前の航空券キャンセルと別便探しを始め、同日夕方のUA成田発ニューアーク行きの便を確保して成田に移動(羽田-成田はけっこう遠い。2時間弱かかった)。無事搭乗して、何とか同日中にニューヨークに入ることができたものの、やれやれ、猛省。ちなみに在日アメリカ大使館のサイトには「少なくとも渡米日の72時間以上前にESTAの申請をすることを強くお勧めします。出発日当日にESTAを申請する場合は、搭乗前に渡航認証を取得できないリスクが生じます」と、しっかり書いてあった。

↑ 9月の成田空港、15時ころ。出国審査を出て搭乗口に向かうまで開いてる店は1~2軒という閑散ぶり

では反省を込めて、現在アメリカ入国に必要な手続き・書類を確認しておこう(下記は2021年8月末のEチケット発券時に旅行代理店から示されたチェックリストに基づく)。

①出発日から3日以内のPCR検査陰性証明書の提示(記載要件の確認が必須)
②Attestation(宣誓書)の提出
③到着州の規制に準じて自主待機・自己申告書の登録等
④ESTA申請(期限が切れている場合)
以上。

②の宣誓書は、JALではチェックイン時にアプリ提示(※)したが、UAでは提出しなかったので機内で乗務員に確認すると「何それ?見たこと無い」という反応で、存在を知っている乗務員を探して尋ねても、「提出を求められることはまずない」との答えだった。が、もちろん合衆国の要請なのだから、用意しておかなければいけない。③はニューヨーク州では2021年6月25日以降不要になっているが、今後変更の可能性もあるので要確認。このほか、入国審査には不要でも、ニューヨークの劇場やレストラン等に入る際には

⑤「コロナワクチン接種証明書」か「72時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明書」

が必要になる。これが無いと劇場には入れないので、シアターゴアーにとっては、パスポートと並ぶ最重要書類といえる。今回は、居住区発行の日英表記のワクチン接種証明書を紙のまま見せたり、スキャンしてスマホで提示したりしたが、いずれも問題なく機能した。

ということで、日本出国前には①、②、④、⑤を用意することが必須。①はギリギリに済ませないと無効になるし(タイミングは検査するクリニックに任せて正解だった)、④はギリギリに済まそうとすると命取りになる。出だしから痛い教訓を得たのだった。

※ JALが一部路線を対象に試験的に導入しているアプリ「VeriFLY」
①②を紙でなくアプリ提示にすることで手続きをスムース化する意図らしい。なおこのアプリはワンワールド系のようで、エア選択の対象にUAやANAは無かった。 (ND)

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